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diary.10 復刻

海底原人ラゴンです。名獣ですからね、これまでに多くのキットが生まれました。ビリケンにウェーブ、パオ、ハイライトにアス工房! どこのキットもラゴンの特徴を捉えた素晴らしい逸品です。このマーメイド版も間違いなくその一角を占めるでしょう。

しかし、ガレージキットの哀しい性質……。どうしても少数生産なので一度買い逃したら手に入り難くなってしまいます。もちろんオークションサイトを利用すれば巡り合うこともありますが、人気があればあるほどかなり高額になってしまいます。だから復刻なんです。あきらめていたあのキットが手に入る! 復刻ってほんとにありがたいですよね。

マーメイド大石透さんの原型をアトラゴンGKの宮崎さんが復刻されたラゴン、生前、宮崎さんにプレゼントされました。長らく仮組したままだったんですが、先日、ふと目が合ったんですよ。やっぱり復刻ということが頭の片隅にあったからでしょうかね。そう、コモリプロジェクトで復刻させるキットもすでに決定しています。

スタイル抜群のラゴン、どんな色を乗せていこうか妄想中です。

diary.9 春うらら

どうして春は眠たくなるんでしょうね。寝ても寝ても寝足りない感じがします。というワケでもないんですが、先週末はこの方を制作しました。ペガ星人、別名は催眠宇宙人です。

綺麗でしょう。スタイルも抜群、ブルーのファーが決まってます。でも、印象薄いんですよね。地球の大気圧に耐えられないからって宇宙船から出て来ないし、等身大のままだし、おまけに登場時間短いし。セブンも中頃に差し掛かると予算のやりくりが大変だったようですもんね。

そんな大人の事情はさておき、この見事なペガ星人は森下要氏の原型です。硬い粘土で羽毛の柔らかさが巧みに表現されています。彩色は造型を台無しにしないよう奮闘しました。いつものようにアクリルからスタートです。凹凸を意識しながらブルーをエアブラシで吹いていき、その上から筆で更に深いブルー、淡いブルーで濃淡をつけていきます。映像を確認すると胸周りのファーと下半身は羽毛の濃さが違います。今回のキモはここだと考え、意識して塗り分けしました。エナメルを使ったのはポイントだけです。ところどころ、下半身の羽毛を更に白く見せる為に薄く塗って拭き取りました。

最後に合成画像を一枚。新福小太郎氏の作品です。お袋の机の上に乗っていたような雑誌みたいで、思わず懐かしさが甦りました。素晴らしいセンスですね~。

diary.8 完成

水爆大怪獣東京上陸、やっと完成しました……。

これまでに仕上げたキットの中で大きさはもちろん最大級です。中空成形されているとはいえ、重さも笑えてくるほどです。いや、そんなことより、作っている最中に身体の内側から震えがくるのは初めての体験でした。数ヶ月向き合ったから分かります。このゴジラは間違いなく本物です。

彩色はオーソドックスです。黒をベースにジャーマングレーを光が当たる部分に乗せました。ベースが仕上がったらぐりぐりと茶色をねじ込む。また黒を塗る。その繰り返しです。すると、だんだんとシンゴジラに雰囲気が似てきました。シンゴジラって初ゴジと系譜は同じだったんですね。

原型はかの井上雅夫氏です。40年ほど前にこれだけの圧倒的な造型物を造られた事に驚嘆します。触れているとエネルギーが漲っているのが伝わってくるんですよ。粘土をこねた指の跡やヘラの角度なんかが見えてくる……。だから、こちらも細かいことは気にせずに力で作り上げました。そうしないとこのキットには到底太刀打ち出来ません。

聞けば発売された当初のものより作りやすく、抜きなども良いと聞きます。そんな風にキットを復刻してくださった怪物屋さんの英断に心から敬意を表します。

ガレージキットを趣味に持つ身として、このゴジラを制作出来たことは本当に幸せです。

diary.7 KAZ氏の製作工程

コモリプロジェクトでキットを購入して頂いた皆様へ。
このキットは口の中の上側が別パーツになっております。そこで、キットを組む前に簡単な目の電飾方法でこんな事も出来るよと公開させて頂きます。

このキットのレジンは光を通します。そこで口の中から目の裏側にLEDと線のスペースをルーターで削ってセットしてやるだけで、原型師さんが作り上げたモールドに一切ダメージを与えずに簡単に電飾出来ます。あまり薄く削らなくてもレジンは光を通すので慌てずゆっくり削って、LEDで光具合を確認しながらするのがコツです。くれぐれも誤って表まで突き破らないで下さい。突き破ってしまった方は電飾を諦めてパテで復旧してそのまま組むか、諦めたくない方はもう一個キットを購入です!
目の部分の型をシリコン粘土(ブルーミックス)等で取っておけばタミヤの硬化が早い方のエポキシパテも薄くすると光を通すので失敗してもやり直せます。

応用編で自分は更にツノをクリアレジンにして光らせました。点滅回路もネット等で買える一般品です、ダイヤルで点滅スピードも自由に変えられます、ご参考までに。

最後に上顎を取り付け蓋をしたらあっという間に完成です、如何でしょうか? いつもやってるモールドにダメージを与えて穴を開けて元に戻す方法よりも、上顎内が外れるこのネロンガならガレージキットを制作される方なら誰でも出来る簡単電飾です。
後は配線をベースに逃すなり、頭を外れるようにして本体のみで電源とスイッチを完結させるなり、自分のスキルに合った製作法を考えながらするのも楽しいですよ。

diary.6 オーパーツ

このところの執筆作業で精神的にくたびれていたので、
ガツンと強烈な喝を入れようと大物制作に着手しました。
そう、イノウエアーツの水爆大怪獣です。

見上げるような大きさです……。
実際、とんでもなく大きいんですが、
見た目以上に存在感を感じるのは、キットから醸し出されるオーラです。
イノウエアーツの井上雅夫氏がこのゴジラを造ったのは37年前、
素材も資料も技術も今とは比べ物にならない時代にこれほどの作品を造られたこと、
ひたすら感服するしかありません。
まさにこのゴジラは情熱で出来ています。

流石オーパーツ、触っているたけでパワーを貰います。
どんどん自分の心が回復しているのが分かります。
全力創作。
心底楽しもうと思います。

diary.5

予約開始

コモリプロジェクト第1弾、透明怪獣ネロンガの完成品が予約開始となりました。

山脇さん原型、キレっキレのネロンガをぜひ、お手元に置いてください。

発売はケンエレファント。カッコいいリーフレットを同封します。

よろしくお願いします!

https://m-78.jp/news/post-5761/

diary.4

ガレージキットを作る上で大切にしている三つのことがあります。

一つ、「チャレンジ」
一つ、「リサーチ」
一つ、「リペイント」

「チャレンジ」と「リペイント」はまた別の機会にお話しすることにして、
今日は「リサーチ」に触れたいと思います。

皆さんは彩色する際の参考に何を使われているでしょうか。 
多くの方はムック本や図鑑ではないかと思います。
もちろん僕もそうです。
ただ、同じ角度の写真が使われていたり、
印刷によって色がまちまちだったりしますよね。
また、人気のない怪獣や宇宙人は扱いが小さいです。

これを解消する為に始めた方法、
本編映像をテレビやパソコンのモニターに映し、
その画面をスマホに撮るやり方です。
欲しい角度を狙って一時停止させ、その画面を撮影して印刷します。
本では決して拾えない貴重なカットが見つかったりするだけでなく、
新しい発見や気づきに繋がることも多々あります。

「ウルトラマンエース」の第20話に登場した宇宙仮面。
ほとんど記憶にありませんでした……。
早速、「リサーチ」してみると、
仮面の銀色の質感、スーツの雰囲気、後ろ髪が緑色だということがわかりました。
着ぐるみ通りに彩色する必要はないと思いますが、
本当の色が分かっていると、自分なりのアレンジもしやすくなります。
作品を作る際、ぜひトライしてみてください。

diary.3

皆さん、こんにちは。

ネロンガの追加販売、おかげさまで完売いたしました。
誠にありがとうございました。

ただいま発送準備を整えております。
週末には送り出しますので、今しばらくお待ちくださいませ。

diary.2

新年、明けましておめでとうございます。

世界はますます重苦しい状況になっておりますが、
俯かず、元気に、楽しく過ごしていきたいと思います。

コモリプロジェクトは今年が本格始動となります。
怪獣ガレージキット界を盛り上げる為、
その一役を担うつもりで頑張ります!

本年もどうぞよろしくお願い致します。 

そうそう、桜井浩子さんがYouTubeを開設されました。
その名も「ロコトーク」。
怪獣道を進む皆さんはもうご存知でしょうかね。

僕も呼ばれておりますので、
その内、登場する機会もあると思います。
ぜひともご視聴くださいませ。

diary.1

これまでは受け取る側でしたが、今回からは送る側。
初めての事に戸惑いながらも、梱包作業を終えました。

最後に、すべての箱にサインを入れました。
ほんの少しでも喜んでもらえるようにと願いつつ―――。
これで準備完了です。
順次、発送を開始します。