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第6話 『ダークゾーン』より 放浪宇宙人 ペガッサ星人 TYPET
 


実に、実に久し振りのJr.作成となった。いつ以来かちょっと思い出せなくなるくらいだ。最近はデカものばかり作っていたからなぁ。あまりの小ささに軽い衝撃を受けたくらいだ。
Jr.のペガッサ星人TYPETである。通し番号は40番。原型製作は川岸氏。ボークスJr.の中では一、二を争うくらい大好きな原型師さんだ。作る前にインストを引っ張り出して読んだ。彷徨のペガッサというタイトルで始まる文章には、川岸氏の好きな異星人が並べられている。ゴドラ、ペガッサ、キュラソ、メトロンの四体が、氏のお気に入りだそうである。なるほど、ペガッサ星人のポーズにもそれがあらわれている。両手を大きく広げ、片方に傾げながらゆらりと立っている。鏡台に向うアンヌ隊員の背後に立った有名なスチール、雰囲気も再現度も抜群だ。
とはいえ、相当古い作品である。青いレジンがそれを物語っている。成型してサフを塗ると、至る所に気泡があった。まずは気泡の修正をちまちまとやる。やってもやっても中々減らない……。ここでイラッとしたら負け。根気よく続ける。ようやく整ったところで塗装開始。まずは胴体と腕の白い部分から始める。ホワイトに茶系を軽く混ぜ、エアブラシでまんべんなく噴き付ける。グレイで墨入れをした後、フジツボのような窪みに爪楊枝の先で赤い点を入れていく。全体をマスキングした後、胸の発行部分に取り掛かる。小さな黒点は筆ではなく、ペンで描き入れた。再びマスキングして上半身の塗装。ブラックにグレイ系を混ぜたものを使う。細かい部分は筆塗りして整える。下半身は上半身とは違い、ブラックを強める。ブーツは光沢のあるブラックで塗る。最後に白いラインと下半身の丸い輪っか、目玉を描き込んで終了。以上、さらさらと流れを書いたが……これがもう難儀しまくりだった。FBには触れたのだが、なんといきなりの老眼が始まってしまったのだ。必死で見ようとするのだが、惚けて焦点が合わない。モノが小さいだけに、本当に参ってしまった。久し振りのJr.作成でまさかの老眼自覚。寄る年波には勝てません……。早いとこ、Jr.を終わらせねばマズいかも。



全高 重量 材質 原型製作
170mm 96g ウレタン樹脂 川岸 敬厳