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第42話 『ノンマルトの使者』 地球原人 ノンマルト
VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:115
 


ご存知だろうか、このキャラクターを。劇中にはほんの僅かしか登場しない地球原人、ノンマルトである。こういうアイテムまで果敢に形にしてくれるからJr.WORLDはたまらない。原型は杉本氏が行った。何かを求めるように右手を前に伸ばしたノンマルトのポージング、意味深である………。ウルトラセブンの第42話を見れば、きっとこのポーズの意味するところが分かると思う。杉本氏はフック星人やワイルド星人、ザンパ星人など通好みの異星人を多数立体化した。そのおかげでJr.WORLDにグッと深みが加わった事は言うまでもない。そして近年はGORTとして、30cmクラスのバラバやバキシム、25cmサイズのマグマ星人やエースキラーを発表するなど、その造形魂に衰えは微塵もない。しかも、どれもが決定版とも言うべき完成度なのだからまったく恐れ入るばかりである。
塗装で考えるべきは顔である。マスクメロンのようなノンマルトの顔。上半分をグリーン、下半分をブルーで塗り分け、両方が馴染むよう全体をガルグレーやライトグレーで整えた。その後、皺を浮き立たせるようにホワイトやパープルでブラッシングした。スーツはブラックとブルーを混ぜたものを下地にし、皺の部分には薄くグレーをエアブラシで吹いた。



全高 全長 重量 原型師
160mm 50mm 40g 杉本 浩二