「アンヌ、君の影を見てごらん」、そう言って地面を指差したシャプレー星人。登場時間が極端に少ないシャプレー星人を造形する時、村田氏が択んだポーズはやはりコレであった。
塗装は頭部のベースをダークグレーで、複眼のような穴をしっかりとブラックで塗り込めた後、クリアーブルーとシルバー、数種のブルーを混ぜて作った特製の色で、全体的にドライブラシした。身体はベースにウッドブラウン、その上からゴールドとカッパーでブラッシングした。シャプレー星人はご覧の通り頭から身体まで黒い水玉模様がびっしり、組み立てが簡単な反動か、水玉描きには恐ろしく忍耐を強いられる。ただひたすら油性のサインペンで黒丸を描き込む描き込む描き込む………。だが、これは粘りさえあれば突破出来る!僕にとっての問題はむしろ服、透明パーツの張り合わがあんなに神経を使うものだとは………。写真で見ても分かる通り、正直失敗しとります………。はぁ……。
シャプレー星人の胸にはバッジのように金属プレートが張り付いている。これを使って人間体から本来の姿に変化する、いわばウルトラアイのようなものだ。キットにこのプレートは付属していない。要するに自作しましょうと言う訳だ。いつかやって見ようとは思っているのだが、これまた形状が複雑で手強そう……。
全高 |
全長 |
重量 |
原型師 |
165mm |
80mm |
100g |
村田 幸徳 |
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