女性の身体に緑の胞子を植え付け、それを養殖しようと企んだブラコ星人。あまつさえ、アンヌ隊員にまでその毒牙を掛けた恐るべき宇宙人なのだが………、これがまた申し訳ないくらい思い入れがない。もちろんブラコ星人には何の罪もないのだが………。そんな訳でいくら大好きな村田氏が原型を起こしたキットでも、このブラコ星人だけは気が乗らないまま製作を始めた。すると意外や意外、時間が経つのも忘れて熱中してしまった。理由は塗装にある。
ベースにブラックを吹き、ブラウン系を駆使して全身にドライブラシを施していく。目は明るいグリーン、口の中はマルーンとニュートラルグレーを混ぜたどす黒い赤で塗り込んだ。よく見るとブラコ星人の身体には水色やベージュなどの斑点がある。丁寧に塗られたというより、乱雑に何かを貼り付けて出来た模様のようである。この斑点をいかにリアルに描き出すか?考えた末、粗めのタオルに塗料を吸わせ、新聞やティッシュで軽く拭き取ってから、ポンポンと軽くキットに叩きつけてみた。結果はご覧の通りである。結論、やっぱりキット作りは楽しい!!
全高 |
全長 |
重量 |
原型師 |
150mm |
80mm |
145g |
村田 幸徳 |
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