このページで紹介するJr.ワールド3体目のパゴス、これは河本氏の原型である。光野氏が造型した石臼のようなどっしり型、川岸氏が作った立ちポーズと違い、細く、長く、非常にシャープにまとめられている。精悍という表現がピッタリなのだが、その分パゴスの愚鈍でユーモラスな魅力が欠けたような気がしてちょっと残念でもある………。
箱に付いた完成見本写真のパゴスの目は若干細長い、言わば三白眼が描き方がなされていた。しかし、パゴスの目と言えばあの愛くるしいクリクリとした真ん丸お眼目である。これでいいのかというくらい真ん丸にしてやると、意外やパゴスの雰囲気が出て来ると思う。
塗装はベースにダークブラウン、そこからブラウン系やベージュ、タンなどを使って地道にドライブラシをかけた。不思議なのは、同じ怪獣を作っているのにどうして色味が変って来るのかという事だ。タイプTとこのタイプVでは雰囲気がまったく違う。もっと言えばマーメードのパゴスとも違う。同じ人間が塗っていてこうも違うなんて………、これって精神状態とか体調なんかと密接に関係があるんだろうか………?
全高 |
全長 |
重量 |
原型 |
95mm |
340mm |
460g |
河本 建次 |
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