活き活きと花びらを広げ、太陽光をその身いっぱいに受けるジュラン―――、大黒や佐藤氏が原型を担当したこのジュランはそんな生命力が存分に伝わって来る。花びらから花芯、茎や葉、根まで細かくパーツ分割されているので、組み立てるのは少々煩わしい。特に塗装し終えた花びらを取り付けるのはかなりの注意力と集中力が必要とされる。しかし、その甲斐あって仕上がったジュランの威容は素晴らしい。まさに怒髪天を突く圧巻のマンモスフラーといった感じだ。ビルも四方どの角度からも見れるようにしっかりと造り込まれ、ベースまで付属している気の配り様だ。Jr.サイズのジュランとしては決定版と言っても過言ではないと思う。
塗装はJr.ワールドと比べてすべてを明るめに仕上げた。花びらも朱色に寄せ、茎や根もライトグリーンやライトブラウンでドライブラシを行なった。ビルもセピア調に寄せてブラウン系を多様した。窓の塗装には泣かされたが、その分だけ見返りは大きかったと思う。
今後ジュランを塗装しようと考えている皆さん、これが何がしかの参考になれば嬉しいです。
全高 |
重量 |
材質 |
原型 |
135mm |
220g |
ウレタン樹脂 |
ヒサノリ サトウ |
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