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  第２６話 『燃えろ栄光』より 超深海生物 アリゲトータス ＡＴＲＡＧＯＮ−ＧＫ ＮＯ．９ |
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ここ最近すっかりデザイン画づいている。アトラゴン宮崎さんの新作、アリゲトータス、これもまた成田氏のデザイン画から原型興しされたものだ。 それにしても素晴らしい………、このバランス、皮膚感、存在感、まさに現存する生物と言い切ってもおかしくない。成田氏がご健在であったなら、きっと唸られた事だろう。いやはや宮崎さんの技量には毎回舌を巻くばかりである。
塗装はピーターよりも明るめに仕上げる事を心掛けた。ベースにはサンドイエローとサンディブラウンを混ぜたものを使用し、エナメルのフラットブラウンで墨入れを行なった。しっかり乾いた後にサンディブラウンやウッドブラウン、イエローＦＳで部分的にドライブラシを施しメリハリを付ける。丸い大きな瞳は縁取りを行なった後、赤や茶や黄を段階的にエアブラシで吹き、生物的な濁りを表現してみた。 完成したアリゲトータスを家族や知人に見せたところ、どっこいすこぶる評判が悪い。「気持ち悪い」というのがその最たる理由だ。怪獣というより恐竜、いやいやトカゲやワニやヘビといった爬虫類を思い起こさせるらしい。それもこの圧倒的なリアル感、今にも動き出しそうな雰囲気が成せる業、これは紛れもなく褒め言葉に他ならない。何度も言うが宮崎さん、あんたは偉い！！どうかまたぶったまげるような作品を作って下さい！楽しみに待ってます！！  
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