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第13話 『ガラダマ』第16話 『ガラモンの逆襲』より 隕石怪獣 ガラモン TYPET
VOLKS JUNIOR ULTRA Q WORLD NO:008
 

事の起こりはフワフワと漂いながら落ちてきた、一抱えほどもある隕石だった。やがて、その隕石を追いかけるようにして、今度はとてつもなく巨大な隕石が落ちてくる。バリバリと耳障りな音が辺りに響き渡ると、隕石の表面に無数の亀裂が走り、中から全身棘 だらけの怪獣、ガラモンが飛び出してきた――――。


何をしたいのか、どこを見ているかわからない。ただ、両腕をダラリと前に倒し、ガシャガシャと奇怪な金属音を響かせて、あっちへ数歩、立ち止まって口をパクパクさせたかと思うと、今度はこっちへ数歩…………。そんなガラモンを見ていると、ユーモラスな外見に似合わず恐ろしさを感じてしまったものだった。これぞまさに『怪しい獣』、そしてこれがウルトラQという作品の大きな魅力の一つである。ガラモンという際立って個性的な怪獣のモチーフは魚、コチなどからきているという。なるほど、言われてみればあのゴツイ顔はコチのようでもある。すると背中の棘はカサゴで、さしづめ手足や尻尾は魚の骨からヒントを得たのであろうか?兎に角、ガラモンは強烈な個性を放っており、一度見たら忘れ去るのは難しい。よってキットを作製する際、あえて資料本を見る事もせずに塗装に入った。子供の頃から穴の開くほど怪獣の本を見て来たので、ガラモンの事は全部分かっているような気になっていた。やがて、キットの命である目を描く段になって、ガラモンの瞳が黒だったか茶色だったか確信が持てなくなってしまった。そこで資料を引っ張り出して見た。ガラモンの瞳は黒淵に茶色の瞳、その中央に再び黒い点が……。知らなかった。知ったかぶりをして危うく命の目をダメにするところであった。いや、それだけじゃない。お腹の色合いも、手や足の色のバランスも、すべて間違っていた。知っているようで本当は知らない事。キットを作ると、こんな新たな発見にぶつかる事が多々ある。知ったかぶりはイカンなぁとつくづく反省である。余談だが、僕の友達にガラモンそっくりの顔をした奴がいる。そいつも強烈な個性を放っている。


全高 重量 材質 原型
162mm 254g ウレタン樹脂 大石 武司