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クラバート・ガレージ 古代怪獣 ゴモラ
Chapter of ULTRAMAN 〜GOMORA〜第26話 『怪獣殿下(前編)』 第27話 『怪獣殿下(後編)』より 古代怪獣 ゴモラ |
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一年ほど前に原型師の竹添くんとカラーリストのkazさんとで神戸を散策した。その折、好きな怪獣を問われて「ゴモラ」と即答した。すると、竹添くんが「造ります」と。そうなれば「じゃあ僕が塗装するよ」って軽い感じで答えた。今から思えば『なんてことを言ったんだ……』である。人様の精魂込めて造った原型に塗装見本を施すなんて。しかも、日本を代表するフィニッシャーであるkaz氏を差し置いてだ。 結論から言うが、塗装したゴモラは満足な出来ではなかった。キットはこれまで幾つも塗ってきたが、あくまで我流の自己流。少しくらい色が食み出そうと、混じろうと、そんなものは気合いで押し切ってきた。しかし、今回はそうはいかない。精魂込めて作られた原型だ。ワンフェスで展示され、沢山の人が眺めて購入の判断をする。だから、これまででもっとも丁寧に向き合った。塗装が剥げないようにタオルでくるみながらの作業、色の組み合わせを何度も試しながら、試行錯誤を繰り返した。しかも、時間は無限じゃない。締め切りもあったし、コンプレッサーの調子が最悪でそちらにも気を削がれた(結果、ゴモラの塗装を終えた後、コンプレッサーは役割を終えた)。可能な限りのベストを探したが、如何せん気持ちが空回りした。先にも述べたように、思う通りのゴモラを表現するには至らなかった。今も尚、申し訳なさと悔しさが残っている。 今回アップするのは仮の画像だ。この仕上げでは原型の素晴らしさの半分も伝えられていない。要するに修行が足りんということだ。それまでの戒めとして時折画像を眺めようと思う。
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