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怪獣無法地帯 髑髏怪獣 レッドキング(二代目)
Chapter of ULTRAMAN 〜RED KING U〜第25話 『怪彗星ツイフォン』より 髑髏怪獣 レッドキング(二代目) 怪獣無法地帯 Monster Classics NO:009 |
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問答無用の存在感。ウルトラ界に君臨する怪獣王レッドキング。これはその二代目となります。やっぱりいいですよね、レッドキングは。単純にして豪快。武器は漲るパワーだけ。ウルトラマンとの二度の勝負はあっけなかったけれど、少年達の脳裏にはまざまざと勇姿が刻み込まれました。半世紀が経った今でも脈々と人気が続いているのが確たる証でしょう。 原型はMACと名乗っていた頃の増田氏です。弊社の看板商品だったモンスタークラシックス。30cmサイズのレッドキングを任されるのだから、その造形力は伊達ではありません。身体を傾かせることで表された躍動感、大きな手、小さな頭、くりくり眼の挑むような目つき、トウモロコシを思わせる巨大な尻尾。すべてが調和の中に成り立っています。それでいて使いまわされ、くたくたになった着ぐるみの質感もきちんと表現されているのだから素晴らしい。しかし、増田氏が30cmサイズを作ったのは後にも先にもレッドキングのみ。これだけの造形力を持たれているのですから、ぜひ、今後も氏のデカモノを見てみたいと思うのは僕だけではないでしょう。塗装はちょっと工夫しています。ご存知の通り、レッドキングは初代がいて、頭を切り離され、アボラスへと改造されました。その後再び二代目として再改造されます(着ぐるみが痛んでいるのはその為です)ある日の高山良策氏の工房には、黄土色をした初代の頭部と、青緑色をしたアボラスの半身が並べられていた。高山氏はそれを眺めて、さてどうするかと思案する……。そんなことを想像しながら、僕もベースの色をそこから始めることにしました。頭と身体のツートンカラーは不思議な感じがしましたが、その上からグレーを塗ると、驚くくらい全体が馴染み始めます。高山さん、あまり時間がなかったでしょうから、大まかに色を変更し、その上からゴールドを乗せていった筈。同じように進めると、ところどころ下地の色が見え隠れするレッドキング二代目の姿が浮かび上がってきました。カラーリストkaz氏の分析によれば、茶色は使われていないとのこと。彼の分析に間違いはないので、僕も一切使ってはおりません。ガレージキットを作りながら高山氏の時間を辿っていく。これはもう至福以外のなにものでもありませんでした。
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