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海洋堂
ウルトラマンAタイプ
Chapter of ULTRAMAN 〜ULTRAMAN ATYPE〜第1話 『ウルトラ作戦第一号』より第13話 『オイルSOS』まで 海洋堂 メガソフビレプリカ レジン版 |
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海洋堂から発売されたメガソブビは、その出来の良さで評判となっていた。もちろん僕も見たことはあった。背中を丸め、猫背気味に対峙するポーズは、まさに古谷敏さん演じるウルトラマンそのものだと感じた。そんなソフビ原型から型を抜き、ごく僅かにキャスト化されたものを運よく手に入れることができた。これはズシリと重いレジン版のウルトラマンである。 原型は木下氏。かつてホビージャパンで何度もお顔は拝見していた。ウルトラマンのキットを作らせたらこの人だと言われる、そんな存在として紹介されていた。上記した通り、ポージングは完璧だと思う。足の向きや指の開き具合など、どこをとってもウルトラマンだと感じさせてくれる。その拘りは他の部分にも表れており、右耳の後ろにある電飾スイッチのバーや、カラータイマーの留め具までもが造型されている。僕は木下造型で初めて、カラータイマーがどんな風に取りつけられているのかを知った。まさか、金具だったとは……。こんなこところまで手を抜かずに表現してしまうなんて、まさにパーフェクトだといえる。 このウルトラマンも塗装を施したのはkaz氏である。ウルトラマンの塗装は何度やっても難しい。銀と赤の二色。シンプルゆえに一切の言い訳がきかない。僕はこれまで一度も満足な色を出せたことがない。その点、kaz氏の塗装はどうだ。まったくもって見事である。特に煤けたような赤色は完璧だ。何度見ても溜息が出るほど素晴らしい。だが、kaz氏はやっぱりこれだけでは終わらない。身体の内側に穴を開け、またしても電飾を施してしまった。顔の型をクリアレジンで抜いて目を光らせる。それだけに留まらず、カラータイマーは青と赤に変更可能。しかも、赤は点滅までするという手の込みようだ。この仕上がりにはそれほどキットに興味のない嫁さんや娘までもが「凄い!」と賞賛を送ったほどである。これまでにもいろんな世界の達人を見てきたが、kaz氏も間違いなくその一人だ。どう考えもこの人はオカシイ……(苦笑)
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