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第1話『ウルトラ作戦第一号』 第21話 『噴煙突破せよ』ほかより 小型ビートル VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:127 |
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竜ヶ森上空を哨戒中のハヤタ隊員は、突如飛来した赤い発光体と激突、命を失った……。ウルトラマンはここから物語の幕が開けたのだ。そして、その時ハヤタ隊員が搭乗していた機体が、この小型ビートルなのである――。なんてね、そんな事今更言わなくても皆さんはよくご存知の筈。でも、僕は長らく、衝突したのはジェットビートルの方だとばかり思っておりました……。そんな僕が小型ビートルに関して最も鮮明に記憶しているシーンは、気絶したフジ隊員の代わりにホシノ少年が離陸させた第21話。迫り来るケムラーに怯えながらも、キャップの指示を聞きながら冷静に危機を脱したホシノ少年、初めて見た時には「スゲェ……」と感動したものだ。昨年、パーティでお会いした時、その時の事を直に伝えようかと思ったが……流石に遠慮した。
さて、この小型ビートル、特徴的な三角形の形から、別名三角ビートルとも呼ばれる。「小型」という名前が示す通り、主力戦闘機ではなく支援戦闘機。小回りが利いて操縦性能が良いという設定なので、偵察や観測などもこの機体で行なわれる。ジェットビートルが基地の横にある専用ヘリポートから離着陸するのに対し、小型ビートルは本部壁面からせり出すカタパルトに乗って発進する。何度もこのシーンを見て瞼に焼き付けたであろう皆さんは、頭の中で小型ビートルが発進する際の「バシュッ!」という音も、当然思い起こす事が出来ると思う。 原型はメカニックの雄、藤田伸二氏の手によるもの。驚く事に機体はこれ、一発成型で作られており、洗浄したらすぐにサフ吹きして塗装に進める。なんともストレスの無い一品なのだ。塗装はシルバーをベースに赤いラインをエアブラシと筆塗りで塗った。デカールは扱うのが久し振りで、やり方をすっかり忘れていた。水に浸けっ放しで剥がれるのを待てばいいのに、焦って指でなぞり、引き千切る事数回……。悩んだ末に犬の散歩に出て、戻って来たら洗面器の水面上に流星マークがプカプカ浮いていた。なんともお粗末な話である。
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