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第1話 『ウルトラ作戦第一号』より 宇宙怪獣 ベムラー TYPEV
VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:168
 
2011年、新年一発目はコレ、ウルトラマンと地球で初対決したベムラーである。大石氏の作った小さいけれど禍々しいタイプT、村田氏の作った大きくて強面のタイプU、そしてタイプV、作ったのはJr.WORLD初デビューの鎌田氏である。大御所二人の後を受けるのだからさぞかし気苦労もあった事と思う。ポージングはオーソドックスな立ち姿ではあるが、細い手のバランス、後頭部から尻尾の先にかけて溢れる大小無数の棘、そして鬼気迫る凶悪な面構え、随所にベムラーの魅力は満載されている。  
塗装はベースにブラック、そこからグレー系やブラウン系などでドライブラシをして明度を上げ、部分的にサンドイエローなどでタッチを付けている。ベムラーの魅力はギョロリとした目、躊躇する事なく丸い瞳を描き込んでいけば自ずと際立ってくると思う。実はこのベムラータイプV、再塗装を施したものだ。かなり最初の頃に塗ったものだったので、さすがに粗が気になっていた………。皆さんも気に入らなければ何度もリペイントをしてください。その情熱はきっと、キットに伝わると思うから。





全高 重量 材質 原型師
160mm 185g ウレタン樹脂 鎌田 賢美