トップページ > ウルトラマンシリーズ > ジラース TYPEU 


第10話 『謎の恐竜基地』より 襟巻怪獣 ジラース TYPEU
VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:174
 
ウルトラ怪獣で2体目、ゴメスに続きジラースも怪獣王ゴジラの改造である。ゴジラに巨大な襟巻きを付けただけのジラース、なのにどうしてこんなにもカッコイイのだろう………。改造というともすればマイナス思考になり易い行為を、逆にバネとして活かし切る。これぞデザイン家と造型家のプラス思考(負けん気とも言えるか)と、類稀なるセンスがあったからこそ成し得た業だ。
Jr.ワールドの中でジラースは2体がラインナップされている。躍動感溢れる畑中氏のタイプT。鎌田氏が原型を担当したタイプUはオーソドックスな立ちポーズとなった。とは言え、ウルトラマンと向き合った際の威嚇の姿勢を的確にまとめ上げてある。
塗装はゴジラと同じくブラックをベースにして、そこからダークグリーンなどグリーン系をドライブラシして明度を上げている。腹や頭、襟巻の筋など黄色味がかった部分と、頬や襟巻の筋と筋の間など水色がかった部分は、塗り分けの際きちんとメリハリを付けてやるといい感じに仕上がってくる。特徴的な背びれも思いっきり淵をイエローにして際立たせてやるといい。目玉はオレンジ色のベースが目立つように塗ってやると、当時のコジラの雰囲気がとても強く伝わってきて楽しめると思う。





全高 全長 重量 原型師
170mm 210mm 250g 鎌田 賢美