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第36話 『射つな!アラシ』より 変身怪獣 ザラガス TYPEU
VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:099
 
ウルトラファンにザラガス好きは意外と多い。各言う僕もその一人だ。6000万カンデラの発光器、攻撃されると変身強化する身体、黒光りする装甲のような甲羅などなど………。名獣ゴモラの改造とは言え、成田・高山両氏の手に掛かると魔法がかけられたかのように別物に生まれ変わってしまう。
イメージを重視した川岸氏のタイプTとは異なり、村田氏が原型を担当したタイプUは実に写実的なザラガスとなっている。口を大きく開けた威嚇のポーズを取るザラガスは文句なしにカッコいい。じっくりと細部を見ると首回りや腕、膝などに無数の皺が刻まれている。スーツの劣化によるたるみが原因の皺……。村田氏はここまで再現してみせた。それでいてこうもカッコいいザラガスを見せてくれるのだから、本当に素晴らしい。だが、箱を開けた時、鋭く並んだ牙はほとんどが折れていた………。まずはランナーを削り、歯を作る事から始まった。修行、苦行、荒行………これもまたガレージキットならではのものである。
塗装はタイプT同様ベースをブラックで吹き、お腹はダークグリーン、身体はブラウン系でブラッシングした。鼻先の角はぼかし用に吹いたイエローが少し強めになってしまった。本来のザラガスの角の色は、こちらのタイプUよりもタイプTの方が近いので、写実的塗装をお好みの方はタイプTを参考にして欲しい。





全高 全長 重量 原型師
170mm 190mm 480g 村田 幸徳