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第29話 『地底への挑戦』より 地底戦車 ベルシダー VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:140 |
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ドリルと来れば地底、ゴルドン討伐に地底深く赴いた地底戦車ベルシダーである。先端のドリルが猛烈な勢いで回転し、砂埃を巻き上げながら地底に潜って行く様はとても印象的だった。劇中、ゴルドンに跳ね飛ばされてあえなく故障、酸素もなくなりあわやという所でウルトラマンによって地上に運び出されはしたのだが………。 このベルシダーしかり、ウルトラ警備隊のマグマライザーしかり、ドリルはカッコよさの象徴だと思う。原型を担当したのはクレージーゴンやジェットビートルなどメカものを得意とする藤田氏、丸みを帯びた流線型の機体の表現はもちろん、美しいドリルの筋彫りに、氏の匠の技が見て取れる。塗装はウルトラマンとほとんど同じ工程である。ベースにグレーを敷き、その上からシルバーの重ね塗り。酷使している生っぽさを出す為に窪みに汚しを掛けている。レーザー砲である機体上部の青い部分はクリヤーブルーを何度も重ねて深みを持たせるようにした。流星マークは付属のデカールシールを息を止めて貼り付けた。ここはキモの部分、怪獣の目を書き込むのと同じドキドキ感であった。
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