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第22話 『地上破壊工作』より 地底怪獣 テレスドン 
かなめみお 怪々大行進シリーズ NO:048
 

いつぞやのメールで、原型師の森下要さんにこんな一文を綴った事がある。
「―――個人的に勝手なリクエストをさせていただくと、「テレスドン」かなぁ。ファルシオンの「テレスドン」、出来の素晴らしさは言う事ないんですが、如何せんこの小ささはツライ………。コレクションしている身にとっては、やはり30cmサイズが欲しいところです。それにシャープで無骨な「テレスドン」を、森下さんがどのように表現されるのか見てみたい。―――なんて勝手に思ったりもします」  
よくもまぁ一ファンの分際でぬけぬけとこんなメールを送ったものである………。でも、 森下さんはそれをきちんと覚えていてくれた。そして数ヵ月後、シャープで無骨ですこ ぶるカッコいい要版「テレスドン」を誕生させてくれたのである!!!  
それにしてもなんてカッコ良さなんだろう………。流線型のS字ボディ、精悍な顔付き、  肌理細やかなモールド、仮組みしたらどうしても我慢が効かなくなって、とうとう一気 呵成に作り上げてしまった………。編集者の皆さん、映画部の皆さん、嘘付いてゴメン ナサイ。実は仕事ではなく、これを無我夢中で作っておりました………。  
さて、問題は塗装である。過去に一度「テレスドン」を作ったが、はっきり言って失敗している。全身茶色の単色ボディー、だが、その茶色は赤くもあり黄色くもあり黒くもあれば白くもある。当時の僕にはその茶色の壁はあまりにも高かった。高過ぎた………。しかし今回は果たさねばならない義理がある。もう無我夢中で塗り込み倒し、自分の中にある「テレスドン」のイメージを吐き出してみました。森下さん、そしてウルトラキットのファンの皆さん、如何でしょうか?





全高 重量 材質 原型師
255mm 1500g ウレタン樹脂 森下 要