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第3話 『科特隊出撃せよ』より 透明怪獣 ネロンガ TYPET
VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:026
 




先に作った村田氏のTYPEUは四つ足状態、この川岸氏作TYPETはオーソドックスな二足状態のネロンガとなっている。実はこれ、両手両足の接合部が球形になっていて、手足のポージングが好みで選べる。だが、僕自身は少々梃子摺った………。丸い接合部というものは自由度が高い反面とても合わせ辛いのだ。「コレだ!」というポーズを決めても、固定している最中に若干動いてしまう。もう少し右足を引いて固定したつもりだったのだが、出来たものは少し外向きになってなんともしまりのない足の開きとなってしまった………。川岸氏はこの他にももう一つ、30cmサイズのOHネロンガを作っている。同じく二足状態なのだが、こちらは大きく捻りが入って躍動感が瑞々しい。我がギャラリーには目下サフ吹き状態で休眠中、近々時間を見つけて取り組みたいと思っている。
塗装はベースにブラック、タイヤブラック、ジャーマングレーなどを重ね吹き、その合間にフィールドブルーや艶消しのブラウンで墨入れを施した。ド派手な背中の黄色いヒレは山吹色や黄色を重ね塗りした後、グレーの墨入れで汚しを掛けた。
それにしてもネロンガは立ち向かう度に撃沈されているような気がしてならない………。写真を見てもDVDを見ても色が分かり難く、苦心して塗り込んだものもドライブラシを掛け過ぎるとどんどんイメージから離れていってしまうのだ。実に塗装泣かせの怪獣だと言わざるを得ない。まだ3体のネロンガが残っているのだが、いつかは満足の行く塗りが出来るんだろうか………。ウーン不安だ………。今度ネロンガに取り組む前には達人にご教授してもらおうかな。



全高 重量 材質 原型師
150mm 400g ウレタン樹脂 川岸 敬厳