第24話 『海底科学基地』より 深海怪獣 グビラ
VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:017
 






普段は無線業務などで基地に残る事が多いフジ・アキコ隊員、だがこの回の彼女は違う。海洋センターのパイプラインが破損したのは自分の操縦ミスが原因だと考え、キャップに進言し、自ら潜水服に身を包んで特殊合金の切断機をセンターの外へ取り付ける。強固な責任感と男性隊員顔負けのアクティブな活躍が全編を通して描か
れる。だが、パイプラインを破損させたのはアキコのミスではなかった。コイツの仕業である

海の中には実にカラフルな魚がいる。モンガラカワハギもその一つだ。白と黒と黄の入り混じった体色、すべて原色の合わせ技である。下手に塗ればおもちゃ然として見えてしまうのは分かっていた。川岸氏原型のグビラに手を出す時、それは塗装に一つの自信が芽生えた時だ、そう心に決めていた。
さて、その塗装は思い出すのも嫌なくらい大変な作業だった………。ベースにブラウン、そこにベージュやホワイト、背中の模様にはイエロー系を数種類ドライブラシして肌を整えた。次に怪獣図鑑と睨めっこをしながら、ひたすらブラックで模様を描き込んでく。キットには模様を示すラインが施されているのだが、型抜きや整形をする時、所々掠れたり潰れたりして判別不可能、自力で行うしかなかった。これからグビラを作られる方、僕の模様は完璧ではありません。部分的に想像も入っておりますので、参考にする場合はどうかご容赦を。

全高 全長 重量 原型師
85mm 215mm 110g 川岸 敬厳