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  第１話 『ウルトラ作戦第一号』より 宇宙怪獣 ベムラー ＶＯＬＫＳ ＯＲＩＥＮＴ ＨＥＲＯ ＳＥＲＩＥＳ ＮＯ：３０ |
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これで都合４体目のチャレンジとなるベムラー、ここまで積み重ねて来たノウハウを存分に活かそうと鼻息荒く取り掛かった。だがその勢いは整形段階で止められてしまった。約十数年前のキットなので仕方がないのだが、それにしても「南極のクレパスか！？」と思わず尻込みしてしまいそうになるくらい強烈なズレが全身に渡って生じていた。そんな段差を気長にリューターで削ったり、パテを盛ったりしながら整えていく。ようやく整形が終わって仮組した時は感激もひとしお、川岸氏入魂のベムラーが今にも動き出しそうな勢いで現れた―――。
塗装はベースに艶消しブラックとタイヤブラック、マホガニーを使い、エナメルのブラックで墨入れした。乾いたところで今度はグレー系、ブラウン系を使って色を乗せて行く。様々な色を落ち着かせる為に、再びエナメルのフラットブラウンで墨入れをした。最後は全体を軽くドライブラシして仕上げてみた。 仕事が忙しいのとパソコンがクラッシュした為に思うようにまとまった時間が取れなかったが、なんとか満足の行く完成に漕ぎ着ける事が出来た。大好きな川岸氏の原型であり、大好きな怪獣であるベムラーだったのが、粘れた要因だったのは言うまでもない。 
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