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第39話 『さらばウルトラマン』より 宇宙恐竜 ゼットン TYPET VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:030 |
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ウルトラマンではないけれど、毎回ゼットンには悩まされる………。黒と白の表現、確か前回のTYPEUの時も散々アプローチを悩んだ記憶がある。白であって白でない白と黒であって黒でない黒、これを如何に表すかがゼットンの鍵になる。今回は色んな事を試してみた。白の部分のベースにブラウンやイエロー、グレイを使って色を重ね、ホワイトでドライブラシをした後にブラウンで墨入れをしてみたり。黒の部分にもブラウンやブラック、グレイを重ね、墨入れにレッドブラウンを使ってみたり。判らないながらなんとかもがいて、自分のイメージに近いゼットン色を探そうとした。結果がこれである。単純なものにはなっていないと思うが、まだまだだとも正直思う。
最近、色んな人の作品を見る。怪獣のみならず、ガンプラから戦車、おねぇちゃんフギュアまで。以前ももちろん見ていたのだが、今は見方が違う。文字通り食い入るように見るようになった。「どうやったらこんな表現が出来るんだろう」、「どうしたらこんな深みが出せるんだろう」、そんな事を考えながら………。キット作りの世界は奥が深い。ますます深みにはまってしまいそうだ。 そう言えば原型を作られた川岸氏はどうされているんだろう。僕は氏の作風が大好きだ。また新作を作っていただけないかと心待ちにしている。怪獣無法地帯にて30cmサイズのゼットンも氏の手によるものだ。いつか手に入れて完成させてみたい。三度目の正直となるように――――。
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