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第8話 『怪獣時限爆弾』より 爆弾怪獣 ゴーストロン VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:156 |
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こうしてじっくり見るといかにも大暴れしそうな感じだが、劇中ではあぐらをかいて居眠りをしたり、「キュキュキュッ」とたまに鳴くウサギのような声を出したり、駄々をこねたように座り込みをするなど、実に大人しくて無邪気な怪獣だった。怪獣と言うだけで新型の爆弾を撃ち込もうとするMATが無性に悪者に見えたくらいだ………。 さてゴーストロン、鱗のようにも見える硬質の皮膚やたてがみのような2枚の背ビレ、複雑に入り乱れた尻尾の皺など、細部の表現が丁寧に施されている。さすがに新マン怪獣のエキスパート、杉浦氏の痒いところに手が届く造型である。ただ、全体のバランスだけはちょっと………。確かにゴーストロンの太腿は逞しい。それはそうなのだがこの太腿は極端に太くなり過ぎている。その為全体のシルエットが損なわれているように見えるのがなんとももったいない。 塗装はベースをブラック、そこから全体にグレー系でドライブラシを施し、べた塗りにならないよう意識しながらゴールドを軽く乗せていった。最後の微妙な補修はミディアムブルーを使って行った。 久し振りにゴーストロンを手に取ったら背中の一部に色剥げが見つかった。顕かに塗料がサフごとめくれている。油膜がきちんと落ちていなかったのが原因だろう。洗浄のミス、これまで一体もそんな事はなかったのだが………。今回見つかったのも何かの縁だ、近いうちにしっかりと修理して復活させてやろう。
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