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第37話『ウルトラマン夕陽に死す』 第38話『ウルトラの星光る時』より 用心棒怪獣 ブラックキング VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:129 |
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ブラックキング登場の話は忘れようとしても忘れられない………。郷秀樹、即ちウルトラマンの心理状態を掻き乱す為に、時に郷の父として、兄として、家族として、そして恋人として存在した坂田兄妹を殺害した………。しかもボロ屑のように………。その、あまりにも衝撃的な内容の為、ショックで涙も出なかった。「なんで………?」、訳が分からないまま部屋の中をウロウロ動き回るしかなかった―――。 戦闘ポーズのブラックキング、原型は杉浦氏が行った。装甲のような黒いボディ、レッドキングを思わせる全身の蛇腹、そして金色に輝く角、牙、爪の数々………、まさに暴君のような禍々しい姿である。ただ一重に帰って来たウルトラマンを倒す為、ナックル星人に強化、訓練されてきたという設定にもうなずける。設定といえば、レッドキングの兄というものもあったような………? 組立てはバランスに注意しなければならなかった。かなり左に傾いている為、両足の取り付けを正しく行わないとポージングが崩れてしまうのだ。そこさえ気をつければ塗装は比較的簡単である。まずはベースをブラックで吹いて、グレー系やブラウン系を墨入れ、そしてドライブラシ、ハイライトを意識してベージュを軽く乗せていった。角や爪などはゴールドをブラッシングした後、付け根に軽くブラウンを吹いてやると生物感がぐっと引き立つと思う。
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