完成してしばし眺めた。なんだこの圧倒的な存在感は………。３０ｃｍスケールのツインテール、まさに決定版と言っても過言ではないだろう。原型を担当したのは河本氏、Ｊｒ．ワールドのアーストロンやキングザウルス三世、マグネドンなど重厚でゴツい氏の作風は大好きだ。



さてＯＨツインテール、同じくＯＨグドンと一緒にオークションを通じて購入した。どちらか単体で見掛ける事はあったが、やはりウルトラを語る上で欠かせない二大怪獣、揃って持っておきたいという願望があった。購入した時、ツインテールの方は下塗りまで済んでいる状態だった。譲ってくれた方がとても丁寧な塗装作業を施されていたので、 　普段は一度塗装を剥がして塗り直すのだが、今回はあえてそれをしなかった。細部の模様を書き込み、墨入れをし、ドライブラシを加えて、最後に命の眼を描き込んだ。言うなればこのツインテールは、お会いした事もない方との合作という事になる。小説の続きのバトンを渡されたようで、どこか不思議な楽しみがあった。