これまたマニアックな一体です。キャプテン怪獣の中でもマイナーな部類に入るのではないでしょうか。かく言う怪獣社長のワタクシでも記憶を手繰らないとすんなり像を結べません。そんなシャモラーですが、物語はシュールです。「人類よりも頭脳と力が優る怪獣こそが宇宙を征服するべき」。怪獣主義を声高に唱えるイワフジ博士ですが、巨大化したシャモラーにあっさり踏み殺されてしまいます。手塩にかけて育てた自慢の子供に命を奪われるパターンは、「ウルトラマン」のジラースと同じ構図ですね。愛し抜き妄信するがゆえに他人の言葉に耳を貸さず、最後は身を滅ぼす。なんとも悲しい運命です。ちなみに昨今の多投飼育崩壊もちょっと似たような匂いを感じませんか。動物が好きで、最初は捨て猫なんかを可哀想だと拾ってきた優しさから始まり、気がつけばもう収拾のつかないところまで進んでしまう。そうなると人にとっても動物にとっても不幸です。何事もバランスは大切なのだと思わされます。
シャモラーを造型したのはやはりこの方、イーグルクラフトの南田氏です。これで南田さんのキャプテン怪獣はすべて揃ったことになります。こういうマニアックな存在に光を当ててくれるのは本当に嬉しいこと。しっかり作り上げて皆さんに披露し、特撮の歴史の一端をいつでも垣間見れるように出来ればという使命感に火がつきます。今回、シャモラーを作りながら(あれ、これなんかに似てるな)と思いました。「マグマ大使」のアロンです。姿形もそうですが、何より皮膚の感じが近い。「キャプテンウルトラ」は東映、「マグマ大使」はピープロですから使い廻しなんてことはないでしょう。でも、印象としては同系列に置きたくなります。彩色はリペイントでしたので、基本的にはベース色を活かしています。外れていた足や尻尾を取り付けてパテ埋めしたり、頭のこぶや背中のエッジを効かせる為に彫り込んだり。それにしてもシャモラーって軍鶏からきてるんですよね。なかなかニワトリが発想の怪獣っていませんからユニークです。しっかり軍鶏の鶏冠にみえるよう色を乗せています。
全高 |
重量 |
パーツ数 |
付属品 |
285mm |
1100g |
10点 |
なし |
材質 |
原型師 |
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ウレタン樹脂 |
南田 哲郎 |
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