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GORT
電子怪獣 コンビューゴン
Chapter of THE☆ULTRAMAN 〜COMBUGON〜
第7話 『攻撃指令 目標はピグ!!』より 電子怪獣 コンビューゴン
 


初期のファンには馴染みのない方も多いことと思います。何を隠そうこの怪獣、アニメキャラなのです。ウルトラの過渡期に誕生した「ザ☆ウルトラマン」は特撮ではなく、特撮とアニメの融合でもなく、完全なるフルアニメーションでした。それを知った時、多少の驚きや戸惑いはあったのかもしれませんが、当時を思い返すと割とすんなり受け入れていたような気がします。放映当時は小6か中1だったので、瞬きもせず、息をするのも忘れてブラウン管に見入る――ということはもはやありませんでした。それでもアニメならではの動きを見せるウルトラマンと怪獣達は新鮮に映りましたし、物語も壮大で割と楽しんで観ておりました。



前振りはこれくらいにして本題に進みましょう。まさか、我がGKのページで「ザ☆ウルトラマン」の怪獣を紹介する日が来ようとは夢にも思いませんでした。コンビューゴンをキット化するというとんでもないチャレンジをしたのはやはりこの方、ゴートの杉本浩二氏です。エースの超獣達にスポットを当て、卓越した造形力と表現力で新たな魅力を知らしめてくれた杉本氏。タロウのオイルドリンカー、レオのガメロット、80のゴモラUとこれまで誰も手をつけていない、つまり、売れるとは思われていなかった存在を次々に世に出し、ファンを狂喜させ続けていらっしゃいます。先だってのワンフェスではレオのブリザードとエースの二代目ムルチがお目見え。僕自身、度肝を抜かれました。そんな杉本氏がアニメにまで飛び火――いや、世界を広げるなんて……。なぜコンビューゴンを立体化しようと決めたのかとご本人に尋ねたら、こんな答えが返ってきました。



「当時欲しかったキングザウルスシリーズのソフビが出なかったから。これは復讐です」
いやはや、復讐でしたか……。それはもう誰にも止められませんね(苦笑)
造型もかなりイメージ先行で行われていますので、彩色もあまり本編に捉われず、自由にトライしました。拘ったのはやはり瞳です。大きくて丸くて赤い瞳。これをどう塗るかで方向性が決まってくると思い、真っ先に取り掛りました。アクリル系で塗り進め、ラッカー系でぼかし、時々、塗った色を剥がしてその上にまた別の色を乗せていきます。こうする事で次第に生々しい潤んだ光彩が浮き上がります。こうなれば全体の方向性も決まります。もはやあっさりは棄てて、かなりドギツく、クリーチャーの雰囲気を目指しました。身体は灰色、赤色、青色、紫色を重ね、その上から全体をミディアムブルーで覆いました。触手や足の裏は肌色や茶色を重ねて陰影を出し、突起は赤や茶色の調色したものを塗っています。艶ありと艶消しは最後まで悩んだのですが、瞳を強調しようと考えて艶消しにしました。



とても小振りなキットですが、彩色はなかなか手間がかかって手強かったです。でもね、それを遥かに上回るくらい楽しめました。キットを持っている皆さん、ぜひ、自分なりの味を全面に押し出してコンビューゴンに色を乗せてください。縛られないことが正解を生むと思います!



全高 重量 パーツ数 材質
120mm
(触覚の一番高い部分まで)
102g 4点 ウレタン樹脂
付属品 原型製作    
なし 杉本 浩二