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GORT
ロボット怪獣 ガメロット
Chapter of ULTRAMAN ACE 〜GAMEROT〜
第24話『美しいおとめ座の少女』より ロボット怪獣 ガメロット
 
「ロボコン、0点!」昭和のあの時を共に過ごした方なら、おそらくこのセリフの主にピンときただろう。そう、厳しくもさりげなく温かいガンツ先生だ。銀色一色のボディーに赤い目、胸の赤いライトにずっしりと重量感のある体型は、ガメロットと驚くほど特徴が一致する。とはいえ、それがパクリだとかどうだかとかそんな事はどうでもいい。「ウルトラマンレオ」も「がんばれロボコン」も同じ1974年の作品であり、あの頃のロボットといえばずんぐりむっくりで銀色というのが一つのパターンだったのだ(「マジンガーZのボスボロットなんてシルエットはそっくり)。

それにしても、数十年の時を越えてガメロットのガレージキットと対面する事になろうとは……。しかも、めちゃくちゃカッコいい30cmの立体物だ。造形したのはやはりこの方、GORTの杉本氏。ご本人は「世の中に無い物を造っているだけです」と謙遜気味に仰られるが、杉本さんがいなければレオ怪獣にスポットが当たることも、これほどの造型力で立体化されることもなかっただろう。不思議だったのはガメロットを目にした瞬間、「わーっ!」と感情が揺さぶられたことだ。実家の茶の間、田んぼと夕陽と赤とんぼ、カエルの鳴き声、想い出とも呼べないような日々の光景が次々に浮かんだ。レオの放映当時、僕は7歳、小学校一年生の立派なガキ大将。何かのきっかけに記憶の蓋が開くと聞いたことがあるが、まさかガメロットが引き金になろうとは……(苦笑)



その御礼も兼ねて塗装は精一杯向き合った。ベースはジャーマングレー、その上からガイアカラーのアイアンとシルバーを調色したものを吹き付けた。艦底色やシーブルーを筆やエアブラシで塗り込んで陰影を作り、サンディブラウンで埃が付着しているように表現した。胸に並んだ赤いライトは赤と赤の間に黒を挟むようにして、何層も積み重なるようにして塗っている。作業しながら王蟲の攻撃色みたいだなと思ったりした。お腹のメカっぽい部分はムック本や本編映像を観てもよく分からなかったので、記憶をスパイスとして自由に色を付けてみた。



何度も言うようだが、令和の今、こんなマイナーな存在と全力で向き合えるなんて心から幸せと喜びを感じる。原型師さんとフィギュアが趣味であったことに心から感謝したい。







全高 重量 パーツ数 付属品
290mm 1700g 8点 プラ版×2
ドドル&カロリン
原型師      
杉本 浩二