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ハイライト
合成怪獣ネズバードン
Chapter of SPECTREMAN 〜NEZUBIRDON〜
第9話  『恐怖のネズバートン』
第10話 『怪獣列車を阻止せよ!!』より 合成怪獣ネズバードン
 

まさかまさかです。Pプロが製作した「スペクトルマン」の怪獣をこうも立て続けに作ることになるとは思いもよりませんでした。もちろん、アイテムをチョイスするのは自分ですからいかようにもなるわけですが、届いた箱を開け、目が合ったらもうダメでした。作りたくてしょうがなくなっておりました(苦笑)
ダストマンに続いて仕上げたのはネズバードン(トンという表記がオリジナル)です。ネズミとハトの合成怪獣という設定ですが、頭は双頭、身体は丸っこいジャガイモのようで、細長い羽を広げると悪魔のようなシルエットになります。もしかすると「スペクトルマン」の怪獣の中で最も印象に残っている存在かもしれません。何しろ怖かった……。本編は本放送一度きりしか見ていませんから物語はまったく覚えていませんが、怖かったという「想い」だけが頭の片隅に延々と焼き付いているのです。
こんなアイテムをガレージキットとして送り出すのはやっぱりハイライトさんです(笑)
Pプロ立体化計画と銘打たれたシリーズの一つであり、ゴリとラーはもちろん、モグネチュードンもあります。他にもギラギンドやバクラーも進行中だったそうですが、売り上げが伸びなかったこともあり、現在は休止中とのこと。とても残念です。原型はSeiji氏。初めて氏の作品を手にしましたが、とても小気味良い造型で気持ちよく進められました。つるんとした卵型ボディと対比するような作り込まれた脚、小さいけれど噛みつかれそうな双頭の顔、前傾姿勢で今にも動き出しそうなポージング等々、どこをとっても見事です。ただ、塗装は難しかったなぁ。何色かはっきり分からないくすんだ色。どなたかが僕の完成品を見て「公害色」と表されましたが、まさにその通りだと思います。ネズバードンの目は前半と後半で異なります。僕は自分の内なる印象に従い、つぶらな瞳を再現してみました。じっと見ているとトラウマが甦ってきそうです……。
ハイライトのPプロ計画、復活を後押し出来るようこれからも応援していきたいと思います!







全高 重量 パーツ数 材質
160mm 800g 15点 ウレタン樹脂
付属品 原型師    
なし Seiji