トップページ > ウルトラマンエース > メトロン星人Jr.

幻覚宇宙人 メトロン星人Jr.
Chapter of  ULTRAMAN ACE 〜ALIEN METRON Jr.〜
第7話 『怪獣対超獣対宇宙人』
第8話 『太陽の命 エースの命』より 幻覚宇宙人 メトロン星人Jr.
 


返す返すもメトロン族は胡坐をかくのが好きらしい。父親もそうだった。モロボシダンとちゃぶ台を挟んで対峙したシーンは、今でもファンの間で語り草となっている。方や息子にもそんなシーンがある。エースバリアに封印された際、ポーズはやはり胡坐だった。もしかするとメトロン族にとってはこの姿勢が最もポピュラーなスタイルなのかもしれない。
原型は杉本浩二氏だ。平成の世にエースの超獣達を放ち続け、新たな魅力を引き出している。ともすれば存在感においてもネームバリューにおいても、旧三部作の陰に隠れてしまいがちな超獣。だが、杉本氏の卓越したセンスと造型により、印象がガラリと変わった。今や海外のファンも多数いるというのも頷ける話だ。一度でも作ってみたら分かる。超獣のカッコ良さに魅了されるのは間違いない。
製作はすべて筆塗りで行った。エアブラシを使わないことに決めたのはサイズの問題だけではない。資料を眺めていると、パキッと色が分れている父親と比べて随分と色が曖昧である。青、黄色、茶色が混ざり合い、独特の……薄汚れ感があるのだ。あえて色が渇く前に別の色を乗せていくことで、何色か一言ではいえない表現を狙った。粗削りではあるが、Jr.らしさは出たのではないかと自負している。
折角の機会でもあるので、完成写真と一緒に合成写真も並べてみたい。合成はモデリン部でもお馴染みの山口大輔氏と、ユニークな発想でFB界を席巻している新福小太郎氏の作品だ。胡坐をかいたメトロン星人Jr.が様々なアプローチで存在を表現されている。たかがキット、されどキット。組み立て、色を塗って完成ではない、その先の面白さを皆さんにも存分に味わってほしい。




全高 重量 全パーツ数 材質
75mm 26g 5点 ウレタン樹脂
付属品 原型    
なし 杉本 浩二