それは余りにも長い空白だった………。ウルトラマン80終了後待つ事16年、ついに新たなウルトラマンが現れた。平成シリーズの幕開け、それがウルトラマンティガだ。
マルチ、スカイ、パワーと3つのタイプにチェンジして様々な能力の怪獣や宇宙人と対峙するティガの活躍には、オールドファンも喝采を送った―――。
3000万年の眠りから覚めた光の巨人、M78星雲のウルトラ兄弟とはまったく異なる設定、そして、史上もっとも美しいウルトラマンと評されるウルトラマンティガ。小さな頭、長い足、均整のとれた銀色の身体には赤と紫のラインが走る。このデザインを初めて目にした時、確かに「綺麗だな」と思った。VORKSもそんなティガを歓迎し、Jr.TIGA SERIESをスタートさせる事となった。ここから後、すべては造形村が原型を担当し、続々と平成生まれの怪獣達がキット化されていく―――筈だったが、残念ながらJr.TIGA SERIESは途中で消滅、現在もまだ永い眠りの中にいる………。
ティガの製作はもちろん他のウルトラマン達と大きな工程の違いはない。が、しいて言えば、ベースにはグレーを、それもいつもより明るいグレーを使ってみた。その為、シルバーでドライブラシをした後、随分シャインなイメージに仕上がったと感じた。赤と紫のラインは手描き、モンザレッドとパープルをベースにブルー系やイエロー系を少量混ぜつつ使ってみた。
どうです、このティガの戦闘ポーズ。すっくとした装いが一層美しさを際立たせているように感じませんか。
全高 |
全長 |
重量 |
原型 |
155mm |
85mm |
70g |
造形村 |
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