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コモリプロジェクト
地殻怪地底獣 ティグリス
Chapter of ULTRAMAN GAIA 〜TIGRIS〜(ALBUM-TIGRIS)
第38話 『大地裂く牙』
第45話 『命すむ星』
第50話 『地球の叫び』より地殻怪地底獣 ティグリス(アルブームティグリス)
コモリプロジェクト NO.2 |
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実はティグリス、二つのバージョンが存在します。フライトギアのKyoさんが造った最初の原型は大き過ぎました。大きいのはいいんですが、過ぎると流石に取り扱いも金額も大変になります。海洋堂の宮脇センムからは「小森さんのとこのデカい獣」なんて仇名されていたくらいです(笑) 当初はパーツをスキャンして、データ上で縮小し、それを3Dプリンターで出力して原型を再構築しようかとも思いました。でも、Kyoさんが「作り直しますよ」とサラリと言ってくれましたので、素直にお言葉に甘えることになったのです。プロトタイプと製品版、二つを比較すると、サイズだけでなく上半身の角度や頭部の大角、火焔模様までまったく違う事に気づかれるかと思います。それでもね〜、ネロンガと比べるとまだ大きいんです。抑えても抑えきれない。これはもう原型師としての癖なんでしょうね……(苦笑)
彩色はプロトタイプを踏襲しています。色調は荒々しさを出す為に、敢えて暗めに振りました。一番深い部分にエアブラシでガイアノーツのフラットブラックを吹き、怪獣塗装にはなくてはならないミスターカラーのジャーマングレー(40)、フィールドブルー(XF−50)を重ねていきます。表皮の明度を上げるのにはニュートラルグレー(13)、ダークシーグレー(25)、グレーFS36231(317)などを使いました。所々にタッチとして艦底色(47)などを筆塗りし、しっかり乾いたら今度はエナメル攻めに転じます。タミヤの明灰緑色(XF−14)やガイアノーツの埃(55)を塗っては拭き取りを繰り返します。でも、これで終わりではありません。ティグリスの装甲のような外皮の真ん中部分、そこは暗いんです。再びジャーマングレーなどを使って色を濃くしました。お腹はフラットブラックから段々と茶色の方に寄せていき、最後は発色の素晴らしいガイアノーツのゴールドで軽くドライブラシをかけます。火焔模様も基本はそれと同じで、ブラック、ブラウン、ゴールドの順で色を乗せています。
大型キットなので取り回しは大変ですが、中空成形ですからそこまで筋トレはしなくてもよいかと思います(笑) 手前みそではありますが、存在感は抜群であり、平成怪獣の魅力が迸っている一体だと自負しています。これからも昭和の定番怪獣のみならず、平成や令和の怪獣達にも目を向けていきたいと思います。
全長 |
重量 |
パーツ数 |
材質 |
400mm |
2600g |
7点 |
レジン |
付属品 |
原型製作 |
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なし |
Kyo |
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