2009/4/28 火曜日

『荒天下の競技会』

小森陽一日記 11:36:30

この日は前日からの発達した低気圧の為、気温は下がり、強い風と雨交じりのいや~な天気だった。そんな中、山口県防府市の佐波川河川敷にて警察犬競技会が開催された。前日より家族で山口に向かい、湯田温泉の旅館に一泊(ここのご飯は最悪だった………)、準備万端整えてマイの応援に向った。

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以前も土砂降りの中開催された競技会で、マイは見事に3席を取った。
「今回もこの荒れた天気なら期待出来るかもねぇ」
「マイは雨なんか全然気にしないからね」
などと家族で話しをしていたのだが、訓練士さんから伝えられたのはその逆、
「緊張してるのか、ウンチもオシッコもしないんですよ………」
成長して環境の変化に敏感になって来たのか、以前の「どこでもなんでも気にしない!気にしない!」という感じではない。
『これは厳しいかもな………』
正直そんな印象を持った………。

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「飼い主を見たら集中力を失くすかもしれません」
そう訓練士さんに言われたので、僕等は離れた場所に潜んで応援する事に。機敏に動くボーダーコリーや落ち着き払ったシェパードを横目で見つつ、マイの出番をじっと待つ。
競技が始まり、訓練士さんが合図を出す。マイはきちんきちんと動いている………ように見えた。若干スピードが足りないようにも感じたが、大きなミスをする事なく生きいきと競技をやり通した。
競技後はしばし河川敷で散歩を楽しみ、大好きな匂い嗅ぎのクセも叱る事なく十分に堪能させてあげた。

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結果は―――見事3席獲得!!立派な賞状を貰い、見事に連続受賞に輝いた!!

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GWには我が家に帰って来るマイ。ゆっくり遊んで疲れを取ってやろうと思う。でもちょっと目を離すと、だらけきった昼寝魔と化してる事だろう………。

2009/4/21 火曜日

『お手並み拝見 マンガ編①』

小森陽一日記 10:14:10

これも映画と同じように時々質問される。
「どんなマンガを読んでますか?」
もちろん色々読んでますよ。仕事上で資料になるものから、友人知人のもの、そして純粋に気に入ったものまで。ここでは最近のラインナップを並べてみたいと思います。

『義風堂々!!直江兼続 前田慶次月語り』 
原哲夫・堀江信彦原作 武村勇治作画

言わずと知れた原哲夫先生の「花の慶次」、その番外編と言うか続編と言うか、兎に角その線上にある新たな物語。慶次が語るもう一人の傾奇者、上杉きっての知略を誇った直江兼続が主人公である。原先生の描く圧倒的な漢を「我が名は海師」で苦楽を共にした武ちゃんが描いてます。武ちゃん、ほんといい画入ってるよ!

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『モテキ』 久保ミツロウ著

最初に読んだ時、「あ、来たな」と予感があった。「電車男」の再来だと感じた。藤本幸世、20代最後の夏―――、何の前触れもなく唐突にモテ期がやって来る!掴まれたら最後、久保節で一気に市中引き回し、幸世ならぬあの世の果てまで追い込まれます。ちなみにうちの娘がモデルの話あり、モテキの小学生、魔性の女って奴です。

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『宇宙兄弟』 小山宙哉著

宇宙飛行士を目指す兄弟の物語、だからタイトルは「宇宙兄弟」。冗談みたいなタイトルだが一読してビックリ!!面白味と情報が絶妙にブレンドしてあってほんとに素晴らしい。ムッタとヒビト、素敵な兄弟愛がまた楽しい。羨ましくて大好きな作品です。

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『聖☆おにいさん』 中村光著

ブッダとキリストが休暇を取って天界から東京は立川へご光臨、小さなアパートをルームシェアしてお住まいになられています………。―――ってなんじゃそりゃ!?と思うけど、読み出したら最後止まらない。次から次に出て来るネタが兎に角ツボで、飛行機の中で読んでた時、隣に座ってたサラリーマンから変な目で見られてました。よほど奇異な顔してたんだろうなぁ。

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面白いマンガを読むとこうなります。幸せな気分と羨ましさと妬みと嫉みとやっかみとでドロドロ………。でもこれがいいんだよな、明日への活力に繋がるから。これからも目一杯ドロドロになって行こうっと!!

2009/4/14 火曜日

『再塗装』

小森陽一日記 14:35:59

普段にも増して忙しい1週間だった。原稿はもちろん、打合せや顔合わせで連日のように飲み倒し、少々お疲れ気味だった。………だったのだが、妻は休ませてはくれなかった。炎天下、ついに過酷な厳命が下る―――。

最初は全面マホガニーの艶々なウッドデッキも、今やハゲハゲのまだら状態で見る影もない。日に炙られ雨風に晒され、娘が縄跳びをし、マイが飛んだり跳ねたりしたらそりゃボロボロになるというものだ。そんなウッドデッキを元の美しい姿に甦らせようと、木材保護塗料を使って再塗装するのだ。

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そりゃ確かに塗装は趣味でやっている。やってはいるがそれはせいぜい30cmほどのキットの話、畳何畳分をお日様がカンカン当るところで塗るのとは訳が違う。だがそんな言い訳が通じる筈もなく、気温26度の午後、やりましたよ延々と。暑いのとシンナーの匂いがキツイのと足腰が痛いのとで苦しみましたが、なんとかやり終えました。

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見違えるような姿に生まれ変わったウッドデッキを見て、ちょっと心地良い達成感を感じたのは確かだ。だがそれもすぐに崩れ去った………。
 「一回じゃ効果は薄いらしいよ。二度塗りして下さいって」
 「………」
また時を改めてのチャレンジでいいっすか………。

2009/4/7 火曜日

『クラッシュは突然やって来る』

小森陽一日記 10:08:05

一週間くらい前から動作がおかしいと感じていたが……、その朝は無視、何をしても一切無視、ついに地蔵と化してしまった。
「この忙しか時になんばしよるとや!」
叫んでみても地蔵になったパソコンは応えてくれない……。

パソコンを使って仕事をするようになって約10年、これで3台がクラッシュした。
「パソコンは3年持てば御の字」とか、「パソコンはすでに消耗品」とか、「メーカーはクラッシュする時限装置をセットしている」とか、色んな怖い噂を耳にする。
今回のパソコンは4年持った。比較的長生きしてくれたという事か……。いや、そんな事はどうでもいい。兎に角パソコンがないと丘に上がったカッパ状態、原稿も書けず、メールも確認出来ず、どうする事も出来ない。

1度目、2度目の手痛い失敗で学んだおかげで、創作物は外付けのハードディスクに入れてある。だから、新しいパソコンを買ってくれば、すぐに元通りの作業環境になる筈である。善は急げという事でNくんに御足労頂き電気店へ。どれにしようかと迷う事なく即断即決、すぐに新しいパソコンを抱えて仕事場に戻った。Nくんの会社の新人くんも駆けつけてくれ、初期設定に取り掛かる……取り掛かる……取り掛か……、
「あの……、小森さん、ハードディスクが動きません」
「……それってどういう」
「このパソコン、壊れてます」
「ぬわぁにぃぃぃぃぃ!!!!」

『4代目、買った先からお地蔵さん。チーン……』

速攻で電気店に電話すると、「代金そのままで新しい機種をお持ちします!」との返事。翌日、5代目のパソコンが仕事場に届いた。再びNくん達に御足労いただきセッティングしてもらう。今度はきちんと立ち上がった。
「よっしゃ!」
だが、勢いは長くは続かなかった……。悪名高いOS、ウインドウズビスタを搭載した5代目、XPとのあまりの違いに悪戦苦闘するハメに。おまけにログオフなんて「いつまでかかっとるんや!」と叫び出したくなるくらい遅い……。もう踏んだり蹴ったりである……。

来週、電源周りの修理を終えた3代目が仕事場に帰還する。もちろん3代目に職場復帰してもらうつもりである。

2009/3/31 火曜日

『PL62、出航!!』

小森陽一日記 16:57:55

「はかた」と名の付く船の就役式に出席したのはこれで二度目である。一度目は10年ほど前、白い船体にPL05と番号の付いた初代「はかた」だった。

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この初代「はかた」は実に想い出深い船である。「海猿」を書いていた頃、潜水士の取材や資器材、特にチャンバーの扱い方などはこの船の甲板でレクチャーを受けた。「トッキュー!!」や「我が名は海師」を書いている頃も、船長の話を聞きに行ったり、ヘリレスキューの様子を見たり、火災船の消防活動の映像を貸して頂いたり。ご飯を頂いた事もあれば、家族で船内を見学させて頂いた事もあった。そして映画「海猿」にはこの船が撮影に使われた。僕の創作活動で一番お世話になった船だと言ってもいい。そんな初代「はかた」は先日船名を「でじま」と変え、新たな赴任地へと旅立って行った。そしてやって来たのがPL62「はかた」である。

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初代よりも大きな新生「はかた」、これから大海原を駆けて様々な活躍をしてくれる事と思う。心からエールを送りたい。

「ガンバレ!PL62はかた!!」

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