2010/2/2 火曜日

『不審者の愛車』

小森陽一日記 13:50:29

先月末、『S 最後の警官』第1巻が発売されました。皆さん、もうお読みになられましたでしょうか。え?当然だって、………いやぁそうですよね、敢えて言う事じゃなかったです。失礼いたしました。

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さて、その1巻の巻末に藤堂くんが描くおまけマンガが入っております。ベレー帽を被った裸の不審者トードーが、お姫様抱っこされたり、プルプルしたり、居酒屋さんでケツを見せたりしております。怪しいです。いかがわしいです。キモいです。そんな不審者トードーから見ると、僕は後光射す聖人(ウルトラが好きだからって星人ではない)に映り、担当Kは「オラ、描け!オラ、働け!オラオラオラ!」の元ヤンとして認識されております。僕が聖人かどうかはさておいて、担当に関してはまったくなんの誇張もなく、激しくその通りです。

初めて知りましたが、不審者トードーが深夜自転車に乗っていると100%職質されるそうです。裸でベレー帽だったら職質しない方がおかしいでしょう。いっその事逮捕でもいいくらいです。先日、高田馬場で打合せを終えた後、不審者トードーが愛車「ママチャリ3号」で夜の繁華街へと消えて行きました。その時こっそり隠し撮りした実写を貼り付けておきます。

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最後に一句、
「気をつけよう、裸ベレーとあごひげ龍」 NPS、とっとと確保して―――っ!!

2010/1/26 火曜日

『パサパサ………!?』

小森陽一日記 15:30:52

巷では色々と嬉しい事が続いております。「義風堂々」の武ちゃん家に女の子が誕生したり、ミッちゃんが「モテキ」でマンガ大賞十傑入りをしたり、水田監督が久し振りに連ドラをやる事になったり。ほんとにこりゃスゲェの報告が舞い込んでおります。

………僕もまぁそれなりに忙しくはしてる訳ですが、なんとも冴えないご報告が一つ。2~3週間前から右の脛辺りが痒くて、赤いのが広がって来た感じがしたのでついに病院に行きました。すると先生が………、
「これ、乾燥肌ですね」
「え?乾燥肌………?」
「(カルテを見て)40過ぎれば色々出て来ます。これからは付き合っていくしかないですね」
「………」
これまで乾燥なんてした事なかったのに………。乾燥肌の痒みなんて僕とは無縁のものだと思ってたのに………。でも、よりにもよって僕にもたらされた報告はズバリ乾燥肌………、男40代、もはや脂が抜けてパサパサって事っすか!?

ジンマシン治って喜んでたところに乾燥肌………、
ハァ………、
お肌のトラブルが続きます………。 
寒い日はまだまだ続きます、どうか皆さんもお気をつけて。

2010/1/19 火曜日

『九州人、日本人、アジア人、地球人』

小森陽一日記 14:49:20

先週は実に寒かった。東北、北海道や遠くロシアやアラスカの人からすれば、最高気温が氷点下じゃないうちは寒い内に入らないかもしれない。………でも、寒かった。俺はやっぱり俺は九州人なんだなぁ。

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○○人、寒さに引っ掛けてこんな話題を出したのには訳がある。ようやく「アバター」を観た。あの『青い人』が出る映画である。舞台は地球から遠く離れた衛星パンドラ、そこには生態系があり、様々に進化した植物、動物がいて、そしてナヴィという種族が暮らしている。まだ未見の方もいらっしゃるかもしれないので、感想は差し控える。………というか、この映画には細々とした感想なんて何もない。必要もない。僕にとってこの作品はインパクト、かつて「スターウォーズ」、「ジュラシック・パーク」で二度体験した、あの新しい扉が開いた感覚………、全身が芯からうち震えるような強烈な感覚をもたらしてくれた。もうそれで十分だ。

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素晴らしい映画だった。さすがジェームズ・キャメロンだ。だが、こんな話を作りたいと思っても、夢物語を具現化する果てしない忍耐力を備え、資本家に金を出させる圧倒的な実績があり、何百人という気難しいクリエーターを統率していかなければならない。しかも、限られた時間の中で最高の結果を出さなければならないという壮絶なプレッシャーと闘い続けなければならないのだ………。こんな事が出来る監督は世界に数人しかいないだろう。「アバター」はキャメロンだから造り得た。いってみればこれは奇跡だ。

関西人だろうが、東北人だろうが、アジア人だろうが、なんで構わない。日頃の自分を解放し、是非ナヴィとなってパンドラの世界に足を踏み入れるべし。

追記
この作品を手塚先生がご覧になればきっと大興奮された事だろう。………いや、きっと天国でもロードショーやってるか。

2010/1/12 火曜日

『おっそーい初詣』

小森陽一日記 14:50:58

只今、11日午前10時29分、仕事場でこれを書いている。今年も既に11日目、もはやどこにも正月気分はない………と思いきや、我が家にはまだ年賀状が群れをなして届く。こっちも年賀状をせっせと出している身なので、郵便局の方には「なんと悠長な………」と思われている事だろう。

初詣に出向いたのは7日、年が明けて一週間が経った日だった。もちろん神社はなんの賑わいもなく、ガラーンとしている。お賽銭を入れ鈴をガラーンと鳴らし、二礼、二拍、一礼。「今年も宜しくお願いします」と実に漠然な事を頭に思い浮かべつつ祈る。その後、妻と娘はおみくじ箱をガラーンと振って、白い包み紙に書かれた今年の運勢を目を皿のようにして見ている。娘は大吉、妻は中吉だった。結構けっこうである。

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さて僕は………というと、今年から思うところあっておみくじは止めた。有り体に言えば、『家族の健康はお祈りするが、自分自身の事は自分で頑張る』という事だ。頑張った末、年末に神社へ出向き、「今年も一年、健康で頑張る事が出来ました」と報告するつもりだ。こっちの方が自分の性に合っている気がする。

後四ヵ月もすれば43歳になる。無精髭にも随分白いものが混じるようになってきたが、精神はますます旺盛に攻め続けようと思う。………なんて、なにやらおっそーい決意表明になったな。こんな風で益々スピードを上げる時代の荒波を乗り越えられるのか!?

2010/1/5 火曜日

『こんな感じで年は明けた………』

小森陽一日記 10:51:42

暮れに風邪をひいた妻と娘、軽めの大掃除や買出しは僕の役割となった。元旦は義理父母の家へお年始参り、2日、3日は続々と届く年賀状に焦り、せっせと年賀状を印刷して返信の用意をして過ごした。
そして4日は………
4日は娘の11歳の誕生日、誕生日のお祝いに女の子達が13人やって来た。娘を合わせれば14人、AKB48には及ばないが、玄関は華やかな靴で埋まり、リビングは蜂の巣を突いたような大騒ぎだ。明けましておめでとうと声を掛けると一斉に「おめでとうございまーす!」と元気な返事が帰って来る。うーん、この状態が半日続けば堪らない………。という事で、当初からカラオケルームをバッチリ予約しておいた。

僕の車や義理姉の車、タクシーまで動員して大異動、輸送が終って家に帰って来ると、さっきまでとは異次元のように部屋の静けさが身に沁みる………。今頃はカラオケルームで凄まじい饗宴が繰り広げられているんだろう。飲んで(もちろんジュースね)、食べて(ケーキは差し入れ、ご飯は注文)、歌って(嵐がやっぱ一番人気だそうな)、そりゃもうGirl‘s Power 炸裂だ!あぁ若いって素晴らしい!!

静かな我が家で脚本直しをする。今年撮影する作品なだけに夢中になる。だが、強烈な風の音で我に返った。あれほど晴れ渡っていた空が俄かに掻き曇り、横殴りの雨が降っている!?
Oh Girl‘s Power!
彼女達の勢いが嵐を呼んだか!?

土砂降りの中、今度はカラオケルームから我が家へ大輸送作戦開始。再び義理姉にも手伝って貰って(ほんとにすみませんでした………)往復、タクシーも使ってようやく我が家に全員集結。最後に妻がグループ分けをしてそれぞれの家へと送り届け、ようやく誕生日パーティは終った………。
年明け早々気が早いんだが………来年はもう勘弁して!!

――――こんな感じでスタートした2010、バタバタドタドタの予感ぷんぷんで
すが………、 
「明けましておめでとうございます。
どうか皆様、今年もこの拙いブログと私共々宜しくお願いいたします」

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