『そして新年は始まった―――』
大晦日は雪となった。
最初に雹のような雪、やがてそれは粉雪に変った。庭がみるみる白に染められていく。平地でこんなに雪が降るのは久し振りの気がする。年賀状を書く手を止め、思わず写真を撮った。
今年は異常気象続き、冬もまったく冬らしくない温い日々が続いていた。そんな中、最後の最後にこの雪だ………。「偽(いつわり)」と評された2007年、この雪が真っ白に締め括ってくれた―――。
年が明け、近所のお宮さんに初詣に出掛ける。お参りを済ませたら、福笹と御札、そしておみくじを買う。これはここ数年来の恒例行事だ。
おみくじは「吉」だった。頑張れば得られる――とある。昔から頑張る事は得意だ。だからきっと得られるのだろう。単純にそんな事を思いながらおみくじを結んだ。
2008年、真っ白になった地面にどんな足跡を残そうか。
………色々と騒々しい年になりそうだ。
明けましておめでとうございます。
どうぞ今年も宜しくお願いいたします。