『一年振りの趣味万歳』
このところの春の陽気に誘われて……かどうかは知らないが、久し振りに趣味に没頭した。仮組みまではするのだが、そこから先の塗装までやったのはほとんど一年振りかもしれない。
久し振りで勘が鈍っていたらどうしようか……。そんな不安を抱えつつ塗装準備。コンプレッサー、塗料、ダクトマシーンに写真資料。手に取ったアイテムは長らく放置状態だったGORTのガランだ。
まずはダークグリーンに若干ブラックを混ぜたものを全面に塗装していく。全身がウロコで覆われているガラン、エッジが効いていて握ると痛い。原型を作った杉本氏の丁寧で鬼気迫る仕事振りが窺えるというもの。それを辱めないよう塗り残しがないか何度もチェックしながら作業を進める。腕と尻尾はタイヤブラックとミディアムブルーを混ぜて塗る。まさか尻尾が腕と同じ色とは気付きませなんだ。デアゴスティーニの雑誌は正面、横、後の写真があるので、とても役に立つ。ここで一度エナメルのブラックで墨入れ、色を落ち着かせたらトップコートで包む。
手はくっ付けてしまうと細部が塗れないのでここでまんべんなくやる。手の平はぼんやりした赤、マルーンをベースに色んな赤色を混ぜ、緑と赤のラインをセールカラーで馴染ませる。爪は赤と白の二色。お腹から突き出した6本の角、尻尾の先などもここで塗っておく。
腕や手に赤い斑点を筆で描き込み、乾いたら接着。パテ埋め。パテが乾くのを待つ為に一晩放置する。オヤスミナサイ……。
翌日、パテの部分を修正しつつ塗装。細部のウロコもいろんなグリーンやサンドイエロー、カーキなどを使って筆塗りしていく。ちまちました作業だが、ここを丁寧にやっとくと仕上がりが絶対違う。……と信じてひたすら頑張るのみ。全体をドライブラシして色調を整え、後は大仕事の目玉を描き込むばかり。
それは完成版の方で見て下さい!
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