無事、「DOG×POLICE」がクランクアップを迎えました。キャストの皆さん、スタッフの皆さん、携わった全ての皆さん、そして七高監督、本当にお疲れ様でした!
先週の金曜日、慌しく上京しました。行こうと決めたのは、14日の土曜日に隼人くん、恵梨香さん、時任さんのメイン三人がアップすると聞いた為。やはり直接、「お疲れ様でした」と声を掛けたいと思いました。
朝から下田Pの車で一路水戸へ。こうして下田Pの運転する車に乗っていると、「252」の撮影中、千葉に通ったのを懐かしく思い出しました。いつもいつも付き合って頂いてスミマセン……。
水戸の県庁の側、大きな建物のホールがラストの現場。そこで、第四係の制服に身を包んだ隼人くん―――もとい!早川勇作が、捜査一課の刑事達と激しく対峙しておりました。緊張感のある芝居、モニターを覗いていると、撮影が行なわれているホールの中から分厚い壁を通して隼人くんの怒声が響いて来ます。
七高監督の「カット」の声、三人の全てシーンを撮り終えた瞬間、スタッフが集まりました。監督がそれぞれに労いの言葉を掛けて花束を渡します。さきほどまでの緊張が溶け出すように和やかな空気に包まれ、自然と大きな拍手に包まれました。
隼人くんは「動」です。立ち止まる事を知らない。例えはおかしいけど、止まったら死ぬと言われるマグロのように常に動いてる。「休みの日はどうしてる?」と尋ねると「どっかに行きます。俺、じっとしてられないんで」と自らそう言います。ほんとに一本気で真っ直ぐ、一緒に話していて実に気持ちがいい。そんな役者さんです。
一方、恵梨香さんは「静」です。この映画の役もあったのかもしれませんが、いつも凛としてそこにいるという感じ。それでいてとっつき難い訳ではなく、ほんとに優しい笑顔を浮かべて接してくれる。僕は女優さんに初めてツーショット写真をお願いしました。中々恥かしくて言えないからね……。でも、この写真は宝物、大切にします。
最後に時任さん、例えるなら「結」の人。この映画のキャスト陣をしっかりと束ね、第四係を結束へと導いた人。撮影終了後の挨拶では、震災の発生、考えられないような様々な出来事の中に翻弄されながらも撮影に臨んだ想いを震える声で吐露されました。みんなの拍手が中々鳴り止まなかった……。まさに最後まで心を一つに結んでくださいました。時任さん、今度ゆっくり飯行きましょう!
色んな出来事を話しながら、帰りは佐藤Pと二人、電車で東京へ。思えばこの映画の着想を話し出してから、3年以上の月日が流れておりました。きっとまた3年後には新たな作品を作り上げ、どこかで懐かしく振り返っている瞬間があるんだと思います。
これからポスプロ、宣伝、公開へと道のりは長いですが、最後にもう一度言わせて下さい。撮影に携わってくれた全ての人に、乾杯!!