2009/10/27 火曜日

『一年振りのビッグサイト』

小森陽一日記 16:16:14

先週、東京ビッグサイトで行なわれた危機管理産業展に足を運んだ。思えば去年はこの展覧会にて、海保のトッキューと東消のハイパーとにご一緒させて頂いた。あれからもう一年………、月日の経つのは早いものである。

今回は連載している「S」と、まだ詳しくは打ち明けられない映画の為、テロ対策特殊装備展と警視庁警備犬の展示訓練をどうしても見たかった。見たかったなどという言い方になるは理由がある。テロ対策特殊装備展は一般人がほいほいと気軽に入れる場所じゃないのだ。ブースも別の場所、入る時は身分証明書の提示と空港並みのセキュリティチェックがある。要するに一般人お断りの場所な訳である。そこで去年お世話になった展覧会のディレクターであるYさんにメールを送った。すると直ちに電話が掛かって来た。
「「S」、もちろん読んでますよ!」
そんな嬉しい言葉と同時に、特殊装備展に入れるようパスを出して貰える事になった。(なんと僕と担当Kくん、マンガ家の藤堂くんはVIPパスだった………!)ほんとに嬉しい限りである。Yさん、ありがとうございました!
―――残念ながら特殊装備展の事はここに詳しく書けない。ただ、世界の最前線は今やここまで来ているのかと愕然とする想いを持った事だけは付け加えておきたい。

もうひとつの目的である警視庁警備犬の展示訓練。先日、国際緊急援助隊としてスマトラから戻ったばかりの山川さんが率いている。服従訓練からスタートし、臭気選別や捜索救助訓練と難なくこなしていく警備犬。まさに日頃の訓練の賜物だ。まったく素晴らしい人と犬の調和だと思う。そんな犬がひとたび首輪を変えると、今度は犯人に猛然と吠え付き果敢に立ち向かっていく犬に変る。同じ犬が人を助けもすれば人を襲う犬にもなるのだ。警備犬の凄さはここにある。襲撃訓練はやはり見ていて迫力があった。ジャーマンシェパードにひきずられる犯人役のハンドラーさん、噛まれる場所を間違えると何十針も縫う事になる。実際凄まじい縫い後を持つハンドラーさんを数人見た。物凄い………。ほんとにご苦労様です………。

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警視庁広報課にてしばし談笑した後、新宿で山川さんと合流。スマトラはもちろんまたまた色んな話を聞かせて頂いた。これが血肉となって物語に現れて行く事になる。マッシュは残念な結果になりましたが、またいつか必ずご一緒致しましょう!

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そうそう、訓練繋がりでもうひとつ話題を。我が家の愛犬マイも日曜日にJKCの家庭犬競技会に出場した。今回は惜しくも3席までには入らなかったが、訓練士さんと一緒に懸命に動いて頑張っていた。そんなマイを見ていると、なんとも言えない温かい気持ちになって来る………。人と犬って理屈抜きにいいもんだなぁと思えた、そんな1週間だった。

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