2009/8/25 火曜日

『深夜の密談』

小森陽一日記 16:38:26

「S 最後の警官」をお読みいただいて本当にありがとうございます。こんなに様々なところから多種多様な意見を頂いた事はありません(しかも1話目で)。しかもその多くは好意的なもので、かつ、末広がりを感じてもらっているのか「今後どんな風に展開していくのか」を楽しみにしているというものでした。嬉しい事です。苦労が一瞬で吹き飛びました。身体が軽くなったところで、再び前を向いて歩いて行こうと思います。

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写真は午前0時過ぎ、「S」の打ち合わせ。まさに深夜の密談の真っ最中です。酒ではなくコーヒーとコーラ、担当Kくんと藤堂くんはケーキ食ってました。僕はフライドポテトを頼んだんですが、これがまた大味で………。
「これ、あんまり美味くないんですよね」
って食った後で藤堂くんがボソリ。頼むからそういう事は早く言ってくれぇ!
―――そんなやり取りをしつつ、今後の展開をあーだこーだと語り合うのでした。

2009/8/18 火曜日

『夏は何処へ?』

小森陽一日記 11:17:14

休日もお盆も何もなし、連日仕事に追われております………。
しかし8月の最終週は無理くり休みを取って海外へ逃亡!何があってもこれだけは死守しようと心に誓っております。

先日ビーチサンダルと水着を買いに行った時の事、疲れた身体に妙に突き刺さる視線を感じて振り返ったら、僕に向かって思いっ切りアカンベーしてるガキがおりました。
コイツです。金髪に小麦色の肌、水中眼鏡かサングラスか丸いしゃれっ気のある眼鏡を掛けていかにも夏真っ盛り!この日も外はドシャ降りなのにコイツの周りだけは真夏、常夏です。夏か………、うーん、一体夏は何処へ行ってしまったのやら………。

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こんなに曇りや雨の夏って過去に記憶がありません。日照時間少なっ!湿気たっぷり!天気予報も半日でコロコロ変り過ぎっ!どうなっているんでしょう?
遠い昔、エルニーニョ現象って学校で習った記憶があります。南米から太平洋にかけて海水温が高くなる現象(反対に低くなるとラニーニャ現象)、これが発生した時は大気の状態が変化して、色んな異常気象が引き起こされるのだそうです。遠い南米での出来事がこっちにまで影響を及ぼしてくるなんて、地球は繋がってるんだなぁと当たり前の事をしみじみ感じます。

立秋も過ぎた事だし、今年の夏はスッパリと諦めました。来年は大粒の雨でなくギラギラした太陽が降り注ぐ事を楽しみにしましょう。

追記
この暑さの中、新型インフルエンザの集団感染が続いてます。皆さん、どうか気をつけて下さい。

2009/8/11 火曜日

『初ビッグ』

小森陽一日記 11:41:22

ビッグコミックという雑誌の印象を述べると、『大人』、『ゴルゴ』、『安定感』と言ったところになる。小学館の看板雑誌の一つである事に異論を持つ人はいないだろう。いつかはビッグで書いてみたい、………ぼんやりとそんな思いはあったが、まさかこんなに早く機会が巡って来ようとは想像もしていなかった。
『S 最後の警官』
これが僕の初ビッグ作品となる。

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当初連載は違うテイストのものを考えていた。あるプロボクサーが警視庁の始めた新制度を受け、警察官に転向するという話。言うなれば『ボクサー警官』だ。担当のKくんが温めていた話で、「やりませんか?」と声を掛けられたのがきっかけだった。そこに僕自身が元々やりたかった警察の特殊部隊を軸とした話を合体させた。「S」は二つの要素の美味しいところをブレンドする形で誕生したのだ。

描き手である藤堂くんの事を少し書こうと思う。どこにでも自転車でやって来る髪の短いアンチャン、口を開くと出る関西弁がまた実に良く似合う。そんな藤堂くんを編集部で紹介され、一緒にご飯を食べに行った。そして鍋をつついていると、
「こんなん描いて来たんですけど………」
そう言ってファイルから紙の束を取り出した。そこには様々なキャラが思いのままに描き散らかされていた。僕は主人公の神御蔵を見た瞬間、ピーン!と来た。理屈抜きに「これ、いい!」と思った。いいと感じるものは理屈じゃない。あの感じはこの先も忘れる事はないだろう。

藤堂くんの力を借りて誰も読んだ事のない物語を作りたいと思っている。ようやくスタートしたばかりだがすでに手応えはある。半年後、1年後、この先ずっと語り継がれていくような作品を目指したい。

皆さん、どうぞ宜しくお願いします!!

2009/8/4 火曜日

『スポッチャで激はしゃぎ』

小森陽一日記 14:10:05

毎日毎日机に噛り付いて脂汗流してるのも身体に悪かろう………、という事で健康的な汗を流そうとラウンドワンに出掛けた。とは言え、ラウンドワンがいかなる所か想像がつかない。遊びと言えば山、川、海だった野育ちの田舎者なので、この手の場所にまったく馴染みがない。スポーツが出来てゲームが出来てカラオケが出来てマッサージが出来る場所………、なんじゃそりゃ?よく分からないまま足を向ける事にした。

施設に一歩足を踏み入れて驚いた。屋内のだだっ広い空間に、ありとあらゆるスポーツ施設がある。最初に目に飛び込んで来たのはボクシング、入る時は一番最後だったくせに真っ先にグローブを着けたのは―――はい、私でした………。

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いやぁ、やりましたよ。ボクシングから始まってサッカー、テニス、射撃、バスケットにテニスに卓球、一通りなんでも手も足も出しました。一汗掻いてリアルゴールドを一気飲みした後は、ゲーム。カーレースから戦闘機のドッグファイト、東京フレンドパークでもお馴染みのエアホッケー、そしてやっぱりガンアクションね。日頃のストレスを全部まとめて発散させたる!ってな勢いで悪人やゾンビを撃ちまくりました。中でも反動で腕が震えるマシンガンタイプの奴はどんだけ長い事やってたかなぁ。おかげで腕はガタガタ、ポケットに突っ込んだ手が震える始末です………。しかし最後はしっかりカラオケルームに入ってタンバリン鳴ら倒して来ました。

いやぁ、楽しかった。楽しい場所っていろいろあるもんだな、全然知らなかった。でももう知ってしまったし、しっかり会員にもなったし、うん、また行こう!!

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