2009/7/14 火曜日

『お手並み拝見 その五』

小森陽一日記 14:47:46

恒例だなんだとほざいておりましたが、驚くほど間隔が開いてしまいました。それもこれも真面目に机に向かってる証拠です!なんて………。懐かしいと思われる方も多々いらっしゃると思いますが、しばしお付き合いのほどを。

『レッドクリフ PartⅠ』ジョン・ウー監督 ジョン・ウー他脚本
三国志において劉備・関羽・張飛・趙雲・孔明が揃って戦った始めての大戦「赤壁の戦い」。それをジョン・ウー監督が湯水のように金を継ぎ込んで撮った。それにしてもよう作ったなぁ………、膨大なセットもエキストラの数も馬の数もただただ呆れるばかり。主演クラスは美男・美女揃いでほんとに贅沢な作品です。音楽も「252」でお世話になった岩代さん、ここでも耳に残る旋律を奏でていらっしゃいます。でも俺、PartⅡ、まだ観てないんだよね………。

『ベンジャミン・バトン』デビッド・フィンチャー監督 エリック・ロス脚本 
ブラッド・ピットとデビッド・フィンチャー、3本目のコンビ作品。前2作はもちろん観てるけど、「セブン」がやはり最高傑作だと思うなぁ。未だラストの衝撃が残ってるし………。それはそうと「ベンジャミン・バトン」、他人の家のアルバムを逆から見せられた感じ、その一言に尽きます。

『ヤッターマン』三池崇史監督 十川誠志脚本 
佐藤Pから「一言で言うと変態映画です!」と聞かされていた。でも、初日に映画館に行った娘からは「最高にオモシロかった!パパ絶対観た方がいいよ」と言われて………。うーん、確かに変態だった。ヤッターワンがドロンボーの作った「バージンローダー」というオッパイロボットに欲情するシーンなんか、「あたぁ………」という感じ。それにしても二度目の観劇で「キャッキャ!」言って笑ってる娘を見てると、なんだか複雑な気分になりました………。

『スター・トレック』 J.Jエイブラムス監督 ロベルト・オーチー&アレックス・カーツマン脚本
まずは宇宙物最高!ハリウッドスケールの理屈抜きSFエンターテインメントは大好き!USSエンタープライズ号建造中のシーンは感涙モノ!あのダサイ制服も逆に新鮮!何より最高だったのはエンドロールに映し出される様々な惑星、あぁ、こんな世界を一度でいいから見てみたい………。宇宙はいいなぁ。

『ヱヴァンゲリヲン 破』庵野秀明総監督 庵野秀明企画・原作・脚本 
面白かった。いや、ほんとにオモシロかった。学生の頃に作ってた自主映画といまだにテイストが変らない庵野さん、時代がどう移り変わろうとこの人だけはそんなの全然関係ないんだろうなぁ。好きなものを好きで在り続ける難しさと潔さ、ヱヴァを観るといつも初心に立ち返る感じがする。先輩、次回の「Q」も期待してます!

そうそう、映画とはまったく掛け離れた話なんですが、先日ブログにも書いた田植えの話、おかげ様で稲はちょっとずつ伸びてるんだけど、少し目を離すとバケツの中はボウフラ天国!小さいのやもうすぐ飛び立ちそうな奴までウジャウジャいて………。日々限りなく増殖する1mm単位の使途と戦ってるこの頃です。

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