2008/11/25 火曜日

『九州弾丸ツアーレポート』

小森陽一日記 17:12:09

寒い朝だった。福岡が今年一番の冷え込みを記録したその日、嵐のようにキャンペーン隊がやって来た―――。

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福岡にて。
某局のインタビューで僕と監督と英明くんは互いの揚げ足を取り合う。これでいいのかというくらい暴走する。別の局に生出演した英明くんは「つちのこ」のVTRを見せられコメントを求められる。「おおっ、つちのこの話をしてる!」控え室で僕と監督、大爆笑。落ち着きを取り戻せたのはMINJIと2人、ラジオの生出演をした時のみ。MINJIはほんとに綺麗でいい子だ。絶対にブレイク間違いナシ!主題歌「LOVE ALIVE」、心に染みます。是非聴いて下さい!!
この日のオーラス、舞台挨拶で再び暴走。寄席じゃないんだからさぁ………、お客さんあんなに笑わしてどうする。夜は………さらに大暴走………。伊藤英明、酒強し!コーヒー焼酎をガンガン煽る!!ついていけん………。

熊本にて。
僕の心の清涼剤、MINJIは福岡から帰京、寂しい………。残りのメンバーは朝からバス移動。ほとんど寝てない為、気持ち悪くなる………。酒に酔ってるのか、車に酔ったのかわからない。モウロウとした頭で取材に向う。しかし、受け答えに淀みなし、ですよね、佐藤P。某局では社員あげての花道でお出迎え、照れ臭さいが逃げ場なし。英明くんの後ろにくっ付いてド真ん中を歩く。さて、英明くん、午前中はさすがに大人しかったが、午後になってどんどん復活をとげていく。取材を受けるたびに再び暴走が始まる。ちょっと休んだらもう元気になるなんて、一体どういう体質をしてるのかさっぱりわからん………。「若いからねぇ………」とは監督の弁。それにしてもあの復活のスピードは異常だ。
オーラスの舞台挨拶、一番前に座っていた女の子の頬に一筋の涙が伝わる。まさに恋する乙女の一途な顔、壇上からしばし観察してしまった………。
急遽、熊本から鹿児島に電車で移動になる。駅前のラーメン屋に英明くんと入り、2人で子供の頃の話をしながらラーメンをすする。旨かった!熊本、ありがとう!

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鹿児島にて。
一晩寝て復活。取材は午後からなので桜島に行く事にする。佐藤Pと2人でタクシーを貸し切り桜島を巡る。子供の頃に来た時の記憶が甦る。佐藤Pといろんな話をしつつ、運転手さんに連れて行ってもらった市場の定食屋さんで「さしみ定食」に舌鼓を打つ。佐藤P、あれ、マジでうまかったですね。

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しかしこれが裏目に………。「小森さんは声を掛けてくれなかった」と監督と英明くんが拗ね出す。インタビューでも「小森さんは桜島に行こうと誘ってもくれない冷たい人なんです」とか言い出す始末。監督は露天風呂、英明くんは熟睡、だから俺はそっとしといたんだよ!まったく………。そして当然のようにインタビューは暴走。あれで果たしてヒューマンドラマ「252」に相応しい記事になるんだろうか?舞台挨拶の前、FMの生番組に3人で出演。窓の外には黒山の人だかり。その数2,000人………。ビックリした………。ほんとに寒い中ありがとうございます。どうか風邪ひかないで下さい。
オーラスの舞台挨拶、座席数がなんと252席!お客さんとの距離がめちゃ近い!最後はきっちりいい話で占めようと思ったのだが、やはり邪魔されておしまい……。鹿児島の皆さん、それでもじっと聞いてくれてありがとうございました。

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キャンペーンはまだまだ続く。英明くんや監督はもちろん、メイクさん、スタイリストさん、マネージャーさん、劇場の皆さん、そしてW.B.のみなさん、ほんとにほんとにご苦労様です。この場を借りてお礼申し上げます。「ありがとうございます!!」僕も再びどこかでひょっこり顔を出そうと思っている。どうか楽しみに待っていて下さい。

おまけ。
西鉄福岡駅が「252」で埋め尽くされていた。すげぇ………。圧巻だ………。

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2008/11/18 火曜日

『ローカルキャンペーン』

小森陽一日記 17:13:10

先週から始まった「252」のローカルキャンペーン、僕も今週火曜日から九州各地を回る事になっている。そのスケジュールを先週ワーナーのKさんに頂いたのだが………、一目見て驚いた!朝から晩までびっしりと取材が入っているのだ。○テレビに生出演、15分で移動、FM□にてコメント、移動、△新聞の取材………。頭がクラクラしたのと同時に、「俺って超売れっ子みたい………」となんだか勘違いしてしまいそうなスケジュールだった。

実は………キャンペーンなんて表向きの話しで、ちょこちょこっと取材をこなし、後はその地方の美味しいものを飲んで食べて、そんなものだと思っていた。だが内情を知ってびっくり!ほんとにヘトヘトになるまで頑張って、懸命に作品の宣伝に努めているのだ。
英明くん、すまん………。作品を作る度、君がこんなに頑張ってるとは知らなかった………。「海猿」の時も「ジャンゴ」の時も、相当の無理をしてウチに遊びに来たり、御飯を食べに行ってたりしてたんだなぁ………。今後もう無理は言いません。明日からは心を入れ替えてキャンペーンに励みます!精一杯頑張らせて頂きます!

追記
明日の夜の一場面。
「………明日も目一杯だからさ、酒は早めに切り上げようぜ。え、もう一杯って?これで何杯目だよ!唄う!?これから??監督、どうしま――、寝てるし………」
多分こんな感じ………。

2008/11/11 火曜日

『ジャパンプレミア』

小森陽一日記 17:21:28

随分先の話だと思っていたが、とうとうこの日がやって来た。ジャパンプレミア、
皆さんに披露する最初の試写会………。寒い中、会場である国際フォーラムには沢山の方にお出で頂いた。この事実が何よりも嬉しい………。本当に本当にありがとうございました!

公開まで後一ヵ月、カウントダウンが始まった。これから日本全国を回って皆さんに披露しに参ります。待っていて下さい。

2008/11/4 火曜日

『葉巻にハマる』

小森陽一日記 17:05:34

ある夏の夜、O編集長連れて行かれた赤坂のバー、僕はそこで生まれて初めて葉巻を吸った。苦いような甘いような辛いような、なんとも言えないブレンドされた味が口の中に広がる。その瞬間、癖になった―――。

煙草は4年前にきっぱりと止めた。一日多いときで一箱吸っていた。だが、過労で倒れた時、何か一つくらい身体にいい事をしようと考え、煙草を止めた。以来、ただの一本たりとも吸ってはいない。

僕の周りで葉巻やパイプを吸う人は数人いる。義理父はパイプだ。訪ねて行くと、時々甘い香りが部屋中にもあもあっと漂っている。バニラのような時もあるし、バナナやチョコレートみたいな香りの時もある。友人の能楽師Tさんはパイプと葉巻両方だ。実に優雅に楽しそうに喫煙を楽しんでいる。だが、そうした環境の中でも不思議と葉巻やパイプが吸いたいと思う事はなかった。

ではなぜ葉巻にハマったのか?思い当たる理由は幾つかある。一つは煙草と違って肺に入れない事。煙草を止めた身にとって、これは結構大きな理由を占める(言い訳ね)。二つ目は本数が増えない事。ピンキリだが葉巻は煙草と違って高い。特に「プレミアムシガー」と呼ばれるタイプは一本で何千円もする。三つ目は売っているお店が限られている事。自動販売機やコンビニで手軽に入らないから、パカパカ吸わない。じっくりしっとり味わって吸う。まとめると、最低限健康に気を使いつつ、高くて売っている場所も少ないから、本数がかさばらない。そういう事になる。更に付け加えるならもう一つ、葉巻ってなんとなく作家っぽいアイテムな気がして………。そんな所もハマった理由の一つかもしれない。

夜、自宅の庭で月を見上げながら葉巻をふかす。心地よい時間だ………。でも待てよ、これって遠目には昔と変らない蛍族に見えやしませんか?

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再びお知らせを一つ!
次号11日売りのイブニングにて、もう一人の盟友久保ミツロウの新連載がスタートします。タイトルは「モテキ」。人生のどこかで訪れるというモテ期に入った男が織り成すラブな物語。きっと小ネタ満載、可愛い娘満載、ハートをくすぐられる事間違いなしの久保節全開です!皆さん、お楽しみに。僕も楽しみです!!

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