『お手並み拝見 その二』
毎度お馴染み「お手並み拝見」のコーナー(勝手にコーナーにしてますが………)、
再び最近観た作品の事を思うままに綴りたいと思います。
『ザ・マジックアワー』 三谷幸喜監督・脚本
思い出しただけでも笑いが込み上げて来る。伝説の殺し屋「デラ富樫」(このデラって響きがイイ!)が街のボスに挨拶に来るシーン、佐藤浩市さんのブッ千切れた芝居とそれを戸惑いながら受け止める西田敏行さんの芝居、あれをスクリーンで見れただけでシアワセ。
『スピードレーサー』 ウォシャウスキー兄弟監督・脚本
アメリカの底力か、こんな映画、日本じゃ絶対作れない。お金の掛け方も半端じゃないけどコケ方も尋常じゃない。映画館じゃなくて遊園地のアトラクションでやれば乗っていけたと思う。ちなみに僕の斜め前方に老夫婦が座っていた。どんな感想を持ったのか聞けばよかった………。
『陰日向に咲く』平川雄一郎監督 金子ありさ脚本 劇団ひとり原作
まずは、劇団さん、文才あるなぁ………。原作を読んで映画を観たけど、実に旨く消化してあった。岡田准一さん、実にいい芝居する人だ。宮崎あおいさん、出ると画面にパッと花が咲く。いい役者さん達が日本にはいっぱいいる。
『ダークナイト』 クリストファー・ノーラン監督 ジョナサン・ノーラン、クリ
ストファー・ノーラン脚本
日テレの佐藤P、そしてワーナー宣伝部の皆さん激押しの作品。原稿を書き終えて夜9時過ぎに劇場に飛び込んで観た。すると―――さっきまでバットマン、車に乗っていた筈なのに、気が付くとバイクに乗ってて………。そうです、爆睡してしまいました………。「信じられない!」と非難轟々………。もう一度観に行きます……。
『崖の上のポニョ』 宮崎駿監督・脚本
公開から一ヶ月近く経つ平日の昼間、満席!?それだけでもう圧倒された。作品は好きか嫌いかで言えば大好き。しかしあの脚本を僕が書いてプロデューサーの所に持って行ったら………絶対通らないだろうなぁ。宮崎監督の力技。
映画は面白い。時間がなくても捻り出せ。やっぱり映画は観とかないと、ね。