2008/7/1 火曜日

『お帰りなさい、ジョーンズ博士』

小森陽一日記 17:07:47

先日、19年振りにお姿をお見かけしました。インディアナ・ジョーンズ(本名ヘンリー・ウォルトン・ジョーンズ・Jr)博士。それなりにお歳を召されてはいるものの、相変わらず世界中を飛び回っていらっしゃるご様子。フェドーラ帽、皮ジャン、鞭の3点セットを引っさげ、汗と土埃と蜘蛛の巣にまみれていらっしゃる。何かと言うと拳を振るう悪いクセもそのままだ………。博士のエネルギッシュさには本当に脱帽です。そして―――実に懐かしく、かつ、嬉しゅうございました。これからもどうかお元気で。また変らぬお姿を拝見したく思います。

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「レイダース/失われたアーク(聖櫃)」の公開が1981年、中学2年の僕はまるで憑かれたように映画館に足を運んだ。朝から晩まで映画館に居座り続けた日が何度あっただろう。台詞が空で言えるくらい、ほんとうにのめり込んだ。理由は一つ、掛け値なしに面白かったからだ。
目的を達成するまでは何があっても諦めない。例え相手が大人数でも、彼女が悪人に囚われていようとも、撃たれようと殴られようと車から落とされようと絶対に諦めない。考古学者であり冒険家、インディアナ・ジョーンズ。ただただこの男に魅せられた。そしてこのインディ像は後々の僕が生み出すキャラクターに多大な影響を与える事となった―――。

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新作、「クリスタル・スカルの王国」はまだ一度しか観ていない。公開終了までに少なくとも5度は映画館に足を運ぶだろう。そんなに面白いのかって?いやいや、僕にとってストーリーの出来なんて関係ない。ただ博士に会いに行きたい、それだけなのだ。

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