2009/5/12 火曜日

『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』

小森陽一日記 13:01:46

先日NHKオンデマンドを初めて活用した。オンデマンド、即ち要求の事。番組をお金を出して購入するシステムだ。理由は見逃した番組を是が非でも見たかったら、それは「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」である。毎週火曜日夜7時よりBSハイビジョンで放送中のこの作品、実にオモシロイ!
  
「小森さん、クローン・ウォーズもう観ました?」
ある時、ワーナーの待合室で英明くんにそう言われた。もちろん存在は知ってはいたが観てはいなかった。いや、観る気にならなかったというのが正直なところだ。アニメに抵抗はないのだが、目付きの悪いアナキンやプラスチックのような髪と髭のオビワンのデザインを見て、「なんじゃこりゃ………」と感じていた。古代エジプト人を思い起こさせる新キャラ、アソーカのスタイルもどうにも馴染めずにいた。
「でもいっぺん観て下さいよ。結構面白かったですよ!」
「そりゃ、自分が筋金入りのスター・ウォーズファンだからだろう」
一度自宅に置いてあるコレクションを見せて貰った事がある。もう呆れるほど凄かった……。
結果、僕の足はとうとう映画館に向かなかった。
  
それからしばらくして街を散歩している時、店頭で「クローン・ウォーズ」のDVDを見つけた。家に帰って机の上に放り出していたら、娘が勝手に観ていた。普段なら怒るところだが、その時は画面に目が入った。丁度アナキン達が敵の要塞を攻撃する為に垂直の崖を登っているシーンだった。
「………」
仕事をほったらかして最後まで見入ってしまった。結構じゃなく、すんげぇ面白かった!!

ようやく日本でも始まったテレビシリーズ、ずっと心待ちにしていた。見逃した回をオンデマンドしてまで観ているのだからハマリ度は相当なものだ。でも英明くんにはこの事は言ってない。なんとなく照れ臭いしね………。

NHKアニメワールド スターウォーズ/クローンウォーズはこちら
http://www3.nhk.or.jp/anime/cw/

2009/5/7 木曜日

『希望がある事を信じたい』

小森陽一日記 13:57:31

お陰様でこのブログも3年目を迎える事になった。という事で私めも42歳と相成った。42歳………別段自分自身がどう変った訳でもないが、しかし世界は色々と変化している。

昨年に始まった世界経済の綻び、そして未知のウイルスによる感染の拡大、歴史を顧みるとその先にあるのはいつも戦争だ………。常に付き纏う閉塞感、先行きの見えない不安、腹の底にある例えようのない恐れ、きな臭い感じがしてならない。
  
だが、そんな中だからこそ一層ものを作っていきたい。衣食住、本来人間が生きていく為に必要じゃない「楽」を、一生懸命作っていきたい。笑ったり泣いたり怒ったり考えたりする作品をどんどん作っていきたい。

楽しみを見出し、それを大切と思える人達が多ければ多いほど、戦争という愚かしい極点には向わないと思う。使い古された言葉かもしれないが、やはり希望がある事を信じたい。

遠い未来、歴史家が振り返った時、
「あの時代の人達はなんと素敵に次のステージへ移って行ったんだろう」
そうしたためられるように――――。

バカボンのパパの歳を一つ追い越した男の決意表明でした。

2009/4/28 火曜日

『荒天下の競技会』

小森陽一日記 11:36:30

この日は前日からの発達した低気圧の為、気温は下がり、強い風と雨交じりのいや~な天気だった。そんな中、山口県防府市の佐波川河川敷にて警察犬競技会が開催された。前日より家族で山口に向かい、湯田温泉の旅館に一泊(ここのご飯は最悪だった………)、準備万端整えてマイの応援に向った。

20090428_1.jpg

以前も土砂降りの中開催された競技会で、マイは見事に3席を取った。
「今回もこの荒れた天気なら期待出来るかもねぇ」
「マイは雨なんか全然気にしないからね」
などと家族で話しをしていたのだが、訓練士さんから伝えられたのはその逆、
「緊張してるのか、ウンチもオシッコもしないんですよ………」
成長して環境の変化に敏感になって来たのか、以前の「どこでもなんでも気にしない!気にしない!」という感じではない。
『これは厳しいかもな………』
正直そんな印象を持った………。

20090428_2.jpg

「飼い主を見たら集中力を失くすかもしれません」
そう訓練士さんに言われたので、僕等は離れた場所に潜んで応援する事に。機敏に動くボーダーコリーや落ち着き払ったシェパードを横目で見つつ、マイの出番をじっと待つ。
競技が始まり、訓練士さんが合図を出す。マイはきちんきちんと動いている………ように見えた。若干スピードが足りないようにも感じたが、大きなミスをする事なく生きいきと競技をやり通した。
競技後はしばし河川敷で散歩を楽しみ、大好きな匂い嗅ぎのクセも叱る事なく十分に堪能させてあげた。

20090428_4.jpg

結果は―――見事3席獲得!!立派な賞状を貰い、見事に連続受賞に輝いた!!

20090428_3.jpg

GWには我が家に帰って来るマイ。ゆっくり遊んで疲れを取ってやろうと思う。でもちょっと目を離すと、だらけきった昼寝魔と化してる事だろう………。

2009/4/21 火曜日

『お手並み拝見 マンガ編①』

小森陽一日記 10:14:10

これも映画と同じように時々質問される。
「どんなマンガを読んでますか?」
もちろん色々読んでますよ。仕事上で資料になるものから、友人知人のもの、そして純粋に気に入ったものまで。ここでは最近のラインナップを並べてみたいと思います。

『義風堂々!!直江兼続 前田慶次月語り』 
原哲夫・堀江信彦原作 武村勇治作画

言わずと知れた原哲夫先生の「花の慶次」、その番外編と言うか続編と言うか、兎に角その線上にある新たな物語。慶次が語るもう一人の傾奇者、上杉きっての知略を誇った直江兼続が主人公である。原先生の描く圧倒的な漢を「我が名は海師」で苦楽を共にした武ちゃんが描いてます。武ちゃん、ほんといい画入ってるよ!

Amazon.co.jpで「義風堂々!!直江兼続 前田慶次月語り」を見る


『モテキ』 久保ミツロウ著

最初に読んだ時、「あ、来たな」と予感があった。「電車男」の再来だと感じた。藤本幸世、20代最後の夏―――、何の前触れもなく唐突にモテ期がやって来る!掴まれたら最後、久保節で一気に市中引き回し、幸世ならぬあの世の果てまで追い込まれます。ちなみにうちの娘がモデルの話あり、モテキの小学生、魔性の女って奴です。

Amazon.co.jpで「モテキ」を見る


『宇宙兄弟』 小山宙哉著

宇宙飛行士を目指す兄弟の物語、だからタイトルは「宇宙兄弟」。冗談みたいなタイトルだが一読してビックリ!!面白味と情報が絶妙にブレンドしてあってほんとに素晴らしい。ムッタとヒビト、素敵な兄弟愛がまた楽しい。羨ましくて大好きな作品です。

Amazon.co.jpで「宇宙兄弟」を見る


『聖☆おにいさん』 中村光著

ブッダとキリストが休暇を取って天界から東京は立川へご光臨、小さなアパートをルームシェアしてお住まいになられています………。―――ってなんじゃそりゃ!?と思うけど、読み出したら最後止まらない。次から次に出て来るネタが兎に角ツボで、飛行機の中で読んでた時、隣に座ってたサラリーマンから変な目で見られてました。よほど奇異な顔してたんだろうなぁ。

Amazon.co.jpで「聖☆おにいさん」を見る

面白いマンガを読むとこうなります。幸せな気分と羨ましさと妬みと嫉みとやっかみとでドロドロ………。でもこれがいいんだよな、明日への活力に繋がるから。これからも目一杯ドロドロになって行こうっと!!

2009/4/14 火曜日

『再塗装』

小森陽一日記 14:35:59

普段にも増して忙しい1週間だった。原稿はもちろん、打合せや顔合わせで連日のように飲み倒し、少々お疲れ気味だった。………だったのだが、妻は休ませてはくれなかった。炎天下、ついに過酷な厳命が下る―――。

最初は全面マホガニーの艶々なウッドデッキも、今やハゲハゲのまだら状態で見る影もない。日に炙られ雨風に晒され、娘が縄跳びをし、マイが飛んだり跳ねたりしたらそりゃボロボロになるというものだ。そんなウッドデッキを元の美しい姿に甦らせようと、木材保護塗料を使って再塗装するのだ。

20090414_1.jpg

そりゃ確かに塗装は趣味でやっている。やってはいるがそれはせいぜい30cmほどのキットの話、畳何畳分をお日様がカンカン当るところで塗るのとは訳が違う。だがそんな言い訳が通じる筈もなく、気温26度の午後、やりましたよ延々と。暑いのとシンナーの匂いがキツイのと足腰が痛いのとで苦しみましたが、なんとかやり終えました。

20090414_2.jpg

見違えるような姿に生まれ変わったウッドデッキを見て、ちょっと心地良い達成感を感じたのは確かだ。だがそれもすぐに崩れ去った………。
 「一回じゃ効果は薄いらしいよ。二度塗りして下さいって」
 「………」
また時を改めてのチャレンジでいいっすか………。

« 前ページへ次ページへ »

(C)CopyRight Yoichi Komori All rights reserved.