2009/7/21 火曜日

『クマゼミも待っているぞ!』

小森陽一日記 17:40:31

二、三日前から我が家の庭先の木にクマゼミがいる。朝は木に留まってじっとてしおり、昼間はプイッといなくなる。夜にはどこからか帰って来ている。セミに帰巣本能があるのかは知らない。同じセミなのかもわからない。しかしいつも留まっている木は同じだ。「ワシワシ」鳴く事もなくどん曇りの空をじっと見上げている………。

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僕が住んでいる場所は福岡、天気予報では北部九州と現される場所だ。その北部九州の梅雨が明けない………。平年では18日、昨年は6日に明けている。毎日毎日雨か曇り、一日中蒸し暑く湿気が身体にまとわりついて夜もひたすら寝苦しい。同じ暑いのならジリジリと焼けるような陽が射す方がいい。このままじゃ脳みそにカビが生えて来そうだ………。

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そんな大気の状態とこれまた関連があるのかどうか分からないが、ここんとこ二度続けて酒に呑まれた………。酔いもほぼ醒めたような状態で家路につき、顔を洗って歯を磨いて眠りに付く。すると夜半、猛烈な吐き気で起こされるのだ。一度なんかほとんど便所から離れられないほどだった。酒量はいつもと比べて全然多くないのに、こりゃ一体どうした事だろう?そんな事を脂汗を滴らせながら考えていた。

梅雨の時期って消化器系の能力が落ちるのかな?皆さんはどうですか?え、何、酒じゃなくって痛んだものを食べたせいだろうって?うーん………、あながち否定出来ない………。兎も角梅雨明けしてない場所にお住まいの皆さん、もう少しだけ踏ん張りましょうね!!

2009/7/14 火曜日

『お手並み拝見 その五』

小森陽一日記 14:47:46

恒例だなんだとほざいておりましたが、驚くほど間隔が開いてしまいました。それもこれも真面目に机に向かってる証拠です!なんて………。懐かしいと思われる方も多々いらっしゃると思いますが、しばしお付き合いのほどを。

『レッドクリフ PartⅠ』ジョン・ウー監督 ジョン・ウー他脚本
三国志において劉備・関羽・張飛・趙雲・孔明が揃って戦った始めての大戦「赤壁の戦い」。それをジョン・ウー監督が湯水のように金を継ぎ込んで撮った。それにしてもよう作ったなぁ………、膨大なセットもエキストラの数も馬の数もただただ呆れるばかり。主演クラスは美男・美女揃いでほんとに贅沢な作品です。音楽も「252」でお世話になった岩代さん、ここでも耳に残る旋律を奏でていらっしゃいます。でも俺、PartⅡ、まだ観てないんだよね………。

『ベンジャミン・バトン』デビッド・フィンチャー監督 エリック・ロス脚本 
ブラッド・ピットとデビッド・フィンチャー、3本目のコンビ作品。前2作はもちろん観てるけど、「セブン」がやはり最高傑作だと思うなぁ。未だラストの衝撃が残ってるし………。それはそうと「ベンジャミン・バトン」、他人の家のアルバムを逆から見せられた感じ、その一言に尽きます。

『ヤッターマン』三池崇史監督 十川誠志脚本 
佐藤Pから「一言で言うと変態映画です!」と聞かされていた。でも、初日に映画館に行った娘からは「最高にオモシロかった!パパ絶対観た方がいいよ」と言われて………。うーん、確かに変態だった。ヤッターワンがドロンボーの作った「バージンローダー」というオッパイロボットに欲情するシーンなんか、「あたぁ………」という感じ。それにしても二度目の観劇で「キャッキャ!」言って笑ってる娘を見てると、なんだか複雑な気分になりました………。

『スター・トレック』 J.Jエイブラムス監督 ロベルト・オーチー&アレックス・カーツマン脚本
まずは宇宙物最高!ハリウッドスケールの理屈抜きSFエンターテインメントは大好き!USSエンタープライズ号建造中のシーンは感涙モノ!あのダサイ制服も逆に新鮮!何より最高だったのはエンドロールに映し出される様々な惑星、あぁ、こんな世界を一度でいいから見てみたい………。宇宙はいいなぁ。

『ヱヴァンゲリヲン 破』庵野秀明総監督 庵野秀明企画・原作・脚本 
面白かった。いや、ほんとにオモシロかった。学生の頃に作ってた自主映画といまだにテイストが変らない庵野さん、時代がどう移り変わろうとこの人だけはそんなの全然関係ないんだろうなぁ。好きなものを好きで在り続ける難しさと潔さ、ヱヴァを観るといつも初心に立ち返る感じがする。先輩、次回の「Q」も期待してます!

そうそう、映画とはまったく掛け離れた話なんですが、先日ブログにも書いた田植えの話、おかげ様で稲はちょっとずつ伸びてるんだけど、少し目を離すとバケツの中はボウフラ天国!小さいのやもうすぐ飛び立ちそうな奴までウジャウジャいて………。日々限りなく増殖する1mm単位の使途と戦ってるこの頃です。

2009/7/7 火曜日

『神々が愛する人達は若くして死ぬ』

小森陽一日記 11:28:58

古代ギリシャの作家、メナンドロスの言葉だ。マイケル・ジャクソンの訃報を聞いた時、真っ先に浮かんだのがこの言葉だった………。

キング・オブ・ポップ、あれほど才能に溢れた人もまたといないだろう。曲作り、作詞の才能、魂を震わすような歌声、そして圧倒的なダンスとそれを可能にする肉体。一つどころか四つも五つも類稀な能力を神から与えられた存在は、早々と神の元に召された。これこそ神がマイケルを愛していたなによりの証だと思う。

さよならキング・オブ。ポップ。もう何も気にせず、天国(ネバーランド)で幸せに暮らして下さい。

ありがとう………。

2009/6/30 火曜日

『自宅で田植え』

小森陽一日記 13:05:32

娘が学校から稲の苗を貰って来た。
「ほんとは一つだったんだけど、欲しいってお願いしてパパとママの分も貰って来たよ」
ビニール袋に入った三束の苗、そりゃどうも………。でもこれ一体どうすればいいの?

一緒に持ち帰ったプリントには稲を育てる準備が記してあった。それを見るとなるほど、目一杯下準備が掛かる。でも面倒くさいとは言えないし………。という事で早速やってみる事にした。

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まずは用意するもの、「黒土」、「赤玉土」、「鹿沼土」の三種類の土が必要との事。育てるのはバケツで構わないという事だから、三つ分のバケツもいる。それらをホームセンターで購入した。次に土を天日干しにせよとある。そうする事で土に棲んでいる菌が活気付くのだそうだ。幸い梅雨の中休みで天気もいい。ウッドデッキにビニールシートを広げ、すべての土を広げた。
数時間後、太陽が真上に差し掛かった頃、干した土をバケツに入れて行く。黒土6に対して赤玉土3、鹿沼土1という比率を守り、バケツに手を突っ込んでよく混ぜ合わせる。キッチンと違ってカンカン照りの外でやる訳だからそこら中から汗が噴出し、そこに舞い上がった土埃がくっ付いてドロドロになる………。 
ようやく下準備が完了、表面を平らに均し、水を張ったところで娘が苗を植えた。後はお日様の光と土が乾かないように水に注意してやればいい。

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最初はブツブツ言ったものの、やってみると案外面白かった。バケツの中が小さな田んぼと化している。更にその雰囲気を際立たせるには何が必要か、オタマジャクシだ。
今流行りの空から降って来るオタマジャクシ、我が家のバケツの中に降ってくれたら最高だ。

2009/6/23 火曜日

『マッシュ、終了』

小森陽一日記 16:42:22

6月4日はマイの3歳の誕生日だった。クッキーやケーキには見向きもしないが、ささみジャーキーだけは別だ。見せるとそれだけでハウスに飛び込み、ひたすら貰えるのを待つ。涎をダラダラ零しながら………。だから誕生日にはいつもより多くのジャーキーをあげた。そして全身をブラッシングして、いつも以上に遊んであげた。何を今更何週間も前の事を………、そうお思いになる方もいるだろう。だが、これには訳がある。

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この一ヶ月、犬の話題に中々触れられなかった。いや、触れたくなかったと言った方が正確かな、少年マガジンで連載していた「マッシュGO!!」が先週終了した。3ヶ月という短命連載だった。人気が出ないものは終る、これは僕等の世界の宿命だ。幾ら準備期間が長くても、形となったものがすべてだから。そうは分かっていてもやはり悔しいし苦しかった………。取材に協力して下さった方々や、応援してくださった々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ………。

僕はこの作品で犬の世界に触れる事が出来た。実に奥深く面白い世界がそこにはあった。そのきっかけとなった「マッシュGO!!」には感謝している。だから、これで終わりにするのではなく、いつかまた新たな世界観を築いて皆さんの前に送り出したい。

短い間でしたがマッシュにお付き合いいただきありがとうございました。心より感謝いたします。

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