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蛾超獣 ドラゴリー
Chapter of  ULTRAMAN ACE 〜DORAGORY〜
第7話 『怪獣対超獣対宇宙人』
第8話 『太陽の命 エースの命』より 蛾超獣 ドラゴリー
 


衝撃的なシーンだった……。かつて新マンと雨の中、激しい格闘を演じたムルチが、いとも簡単に倒されてしまった。しかも、身体をバラバラに引き裂かれて……。まるで赤子の手を捻るような簡単さでムルチを惨殺。それをやったのがドラゴリーである。イメージは見ての通り、蛾だ。トンボのように大きな眼、赤くて鋭い牙、身体の左右には退化したような羽がある。モスラの成虫が立ち上がるとこんな感じだろうか。それにしてもパワーは凄まじい。毒蛾の粉で相手を麻痺させるなんてこともなく、ひたすらパワーで押していく。感情の一切見えない昆虫は、こういう時怖ろしさを増す。
造型はGORTの杉本浩二氏によるものだ。平成の世に昭和の超獣を放ち続ける異才である。杉本氏の造る超獣は、着ぐるみの野暮ったさがない。もちろん再現性は素晴らしいのだが、独特のアレンジと見事なバランス感覚により、超獣のカッコ良さを最大限に高めてある。そのことは国内だけに留まらず、海外の人にも伝わっているようだ。これまでに数度、海外のファンから杉本氏の超獣を譲って欲しいと依頼があった。そのことからも人気の高さが伺える。
さて、塗装の話しに移ろう。パーツ数は15点と決して多くはない。だが、組み方を間違えてしまうと後々塗れなくなる場所が出てくる。まずはいつものように口の中を塗り、上あごと下あごをくっ付けた。表面に見える牙は赤だが、内側の歯は白い。次に頭部を仕上げる。グレーの顔色、頭頂部は水色、角は赤で目は緑色……。むむむ、塗り分けが面倒くさい。しかし、顔はキットの命である。時間をかけて慎重に行う。僕は電飾をしないので、目にはちょっとしたこだわりを設けた。ベースにラッカーのクリアーグリーンを塗り、しっかり乾いたらその上からエナメルのダークグリーンを塗る。最後に部分的にエナメルシンナーで拭き取ると、暗い輝きが目の中に灯る。電飾しない人はぜひお試しあれ。身体はベースをブラックで、次にグリーン系とレッド系を乗せて大まかに整え、細部は筆で仕上げていく。羽にある模様は手描きとエアブラシで行った。仕上げは体毛だ。それまでにはみ出した緑や赤を活かしつつ、ブルーとホワイトで仕上げた。
これから飾り棚に入れるのだが、夜な夜な他の怪獣達を手に掛けることのないよう、切に願いたいものだ……苦笑





全高 重量 全パーツ数 材質
320mm 1200g 15点 ウレタン樹脂
付属品 原型    
メトロン星人Jr. 杉本 浩二