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怪魚超獣 ガラン
Chapter of  ULTRAMAN ACE 〜GARAN〜
第4話 『3億年超獣出現!』より 怪魚超獣 ガラン
 


以前、杉本氏の15cmサイズのガランを作った時、いつかは30cmの大きなガランを作りたいという要望めいたことを記事に書いた。それがご本人に届いたのかどうかは定かではないが、なんとそれが三億年ではなく僅か数年で実現した。これは本当に嬉しい出来事だった。
 塗装は一度やったことがあるからとタカを括っていた。だが、例え同じものであってもサイズが違えばすべてが違う。角や尻尾、体表の皴、ウロコのめくれ具合まで、以前とはディティールが桁違いだ。素手で掴むと本当に痛い。それほどまでに細部にわたって丁寧に造り込まれている。これはもう、気持ちを新たに挑むしかない。
仮組みしていろいろと検討した結果、両手と身体の側面にあるヒレは、すべて後付けにすることにした。そうしないとウロコがしっかりと塗れない部分が出てきてしまうのだ。杉本さんの魂の篭った造型を見ていると、いい加減な塗装はできない。最初はいつものように凹の部分を黒で押さえ、そこからタイヤブラックやグレー系を使って全体を整えていった。色調が決まったら次はウロコだ。何度も資料に目をやりつつ、様々なグリーンを使って立体感が出るように筆塗りしていく。ウロコとウロコの隙間には部分的にブラウンやグレーを沈め、再び筆でウロコを塗るの繰り返し。気の遠くなるような作業だが、これをやることによって陰影が生まれ、生物感が増してくる(と、そう信じている)。同じように腹から突き出した角、手のひらの爪、尻尾の先などもブラウンから数種類の赤、再びブラウンを筆塗りしながらの繰り返しだ。資料を眺めていると、両手と尻尾には白で縁取りがされていることに気づいた。これも再現しなければならないが、下手をすると折角塗り込んだものが一発で損なわれかねない。ここは慎重にエアブラシで作業した。最後にヒレと両手を取りつけ、パテ埋めしてから周囲に溶け込むように塗装する。両手の甲にある赤い斑点と黄色みがかった大きな瞳を描き込んで完成。一見すると単調な色合いの超獣なのだが、仕上がるまでにはかなりの時間を費やした。世の超獣好きに認めてもらえるようなガランになっていれば、シンナーの海に溺れた甲斐もある(笑)








全長 重量 全パーツ数 材質
310mm 1600g 24点 ウレタン樹脂
付属品 原型    
なし 杉本 浩二